伊勢丹の銀座アスター、ふかひれ姿煮をご飯にのせて

伊勢丹で夜。銀座アスターにやってきてみる。
人気の店です。おそらく伊勢丹の食堂街で1番、2番を争う人気。ただ忙しくなる前の狭間の時間。
それでお店の中は数組だけ。のんびりします。
ふたり用のテーブルと4人用のテーブルがバランス良く配されていた客席が、ほとんど4人がけのテーブルに変わっていました。
ひとりで来ても4人がけ。自然とソーシャルディスタンシングが適うようにということなのでしょう。ボクも大きなテーブル独り占め。ジャスミンティーをもらって料理をのんびり待ちます。今日はちょっと贅沢をしてやろうと思って時間のかかる料理をメインにしました。点心食べつつ待つ算段。

まずエビの湯葉揚げ。エビのすり身を湯葉でくるんで揚げて味わう点心で、大抵は春巻状に仕立てて揚げる。
ところがここのは焼売型。湯葉がまるで燃え上がる炎のようによじれて揚がって仕上がって、ザクザク壊れて口に散らかる。揚がった湯葉だけ食べても湯葉の甘みや味わい、風味がおいしい。春巻状だと薄く仕立てるエビ餡が焼売状だと団子になって揚げ上がる。サクッでムチュンでザクザクでもありプチュンでもある。その食感のにぎやかが食べててたのしく、おいしくもある。
それから二種の蒸し餃子。海老蒸し餃子とフカヒレ餃子。どちらも味の基本はエビ。繊細な旨味と甘みの中に豚の脂の風味やスベスベとしたフカヒレのハリが混じって味わい多彩。黒酢をまとわせフルンと食べる。

さてメイン。
フカヒレの姿煮ご飯をたのんでいました。
蓋付きの浅い土鍋がやってくる。
蓋をお取りいたしますネとうやうやしく開かれた中はグツグツ、スープが細かく沸騰していた。
湯気も湧きたちおいしい匂いが襲いかかるようにやってくる。
沸騰の下に白いご飯が盛り付けられてそこに茹でた青梗菜。
青梗菜を枕のようにフカヒレ煮込みが一枚どっしり横たわる。手のひらほどの大きさで、分厚く色は黄金色。頭と髭をとったもやしの炒め物。砕いた干し豚、揚げたネギ。箸を刺しほぐすようにすると太くて頑丈な繊維がキラッと光る。上等なヒレの姿にウットリします。
フカヒレスープはときおり飲む。けれど飲むのでなくて食べるこういうフカヒレ煮込みはひさしぶりです。上海蟹を食べようと中国飯店に行って食べたのがおそらく最後。背筋が伸びます…、おゴチソウ。

トゥルンと口の中に飛び込みザックリとした繊維が歯切れる。歯切れてバッサリ散らかって、コリコリザクザク、ずっと奥歯のところで遊ぶ。耳の奥においしい音が響くたのしさ。ご飯と一緒に食べるとヒレのスベスベ感が一層引き立つ。フカヒレがまとったソースのスベスベとして徐々にとろけて口に貼り付くような感じがまた旨い。
ただ味わいがかなり上品。ご飯と一緒に食べるにはいささか味が控えめでもうちょっとだけ押し付けがましさがあってもいいかと思って食べた。さすが伊勢丹…、お上品。食事を終えてレジに向かうと小さな行列ができていた。こういう店こそテーブルチェックにすればいいのにって思ったりした。お勉強。

 

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