今朝もよく焼き、ローレルのトースト

新宿で朝。何か特別なものがあるわけじゃなく、でもなぜだか気になってしょうがない店。
ローレル。
普通の喫茶店です。場所はビックロの裏側で小さなビルの地下から二階が全部店。
朝早くから営業していて、モーニングセットが3種類。それぞれサイドの料理を3種類から選ぶことができるから都合9種の朝食セットから選ぶことになる。
ショーケースには3種類のセットのサンプル。季節柄かき氷の商品サンプルもおかれて昭和喫茶のムードが否応なしに盛り上がる。

お店の外は新しいのか古いのかわからぬ雰囲気。ところが店に入ると喫茶店という業態が、まだ健全でお金と手間を店にかけることができた時代を思わせる。分厚い木造り。しかもどれもが作り付け。ビルの柱が邪魔して4人がけになりそこなった2人がけのテーブルのデッドスペースをそのままにせず棚付きの袖机のように作ったこのテーブルがオキニイリ。
お店の奥に厨房があり、小さな窓が開いてる。商品が出てくる窓で、こういう部分もかつての日本の飲食店の昔懐かしい景色の1つ。
トーストにソーセージのついたセットをたのみ、サイドはサラダ、お供の飲み物はアイスコーヒーを選ぶことにした。

昨日に続いて、トーストをよく焼いてくださいといつもにこやかな女主人におねがいをした。
「よく焼く」という曖昧な表現をどう解釈するかは人次第。
すると件の女主人。
黒くなってもいいですか…、と返答返答します。
「黒い」という表現にちょっとたじろぎながらも、でもニッコリとお任せしますと答えて待った。
さて、どんな具合に焼けてくるかとドキドキしながら待ってきたのがこんがり焼けた見事なトースト。
しかもそれを焼いた本人が持ってきて、「焼きすぎじゃないですか?」って聞く。
いや、これでいいんです、パーフェクトって言って笑うとうれしそうな顔で厨房に戻ってく。

自分が作った料理をお客様が満足してくれるかどうか…、を気遣いながら作る料理はいい料理。
そして見た目完璧なそのトーストは、サクッと歯切れて口いっぱいを焼けた小麦の香りで満たす。しかもバターたっぷり塗り込め二度焼き。だからパンの中までバターが染み込んで噛むとひんやり、バターが染み出し口を潤す。
かりっと焼けたソーセージもパリパリのレタスもおいしくお腹もほどよく満たされる。なにより気軽なムードがステキ。また来ましょう…、と席を立つ。

 

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