今日はかきあげ、小山の駅のホームのきそば

北関東で一日仕事。今日もたのしく仕事ができた。
おむすび一個で昼をしのいで、電車にのるため小山駅。ホームに一軒、立喰そばの店がある。
「きそば」という店。
おいしい出汁の匂いが漂いお腹がグーッとなって蕎麦をねだった。北関東の仕事終わりのいつものご褒美。
昼は小春日和のあったかさ。なのに日が暮れると一気に気温が下がって熱いものがこいしく感じる。食券かってお店の中のおばちゃんにそっと手渡す。
お店の中には大きな茹で釜。ずっと蒸気があがってて手元が白く曇って霞む。蒸した蕎麦を網にいれ、お湯にくぐらせちゃっちゃと湯切り。丼の中におさめたところに熱々の汁。具材をテキパキのせて仕上げて出来上がり。料理ができる一部始終が目の前で行われるのがおゴチソウ。

ここではずっとコロッケそばを食べていた。
ところが今日はコロッケ売り切れ。
あら、残念。
天ぷらそばを選んでたのんだ。
それから岩下の新生姜をトッピングにする。
まずは汁。鰹節の強い酸味とちょっと甘めのかえしの風味。香り豊かで体に染み込む味わい深さ。
ホッとする。

麺はちょっと平べったくて太め、色黒。熱々の汁の中でどんどん熱がはいってゆっくりやわらかになる。のびるのじゃなくてネットリ、なめらか。うどんにはない食感独特。喉からお腹が一直線にあったまっていく。

かき揚げが汁を吸い込みふっくら膨らむ。食べるとまだ表面サクッと香ばしく中は熱々。ハフハフしながら齧って、蕎麦をズルリ。油で疲れた舌にザクッと生姜がおいしい。
食べてるうちにかき揚げが崩れて汁と混じってとろける。蕎麦をたぐると崩れた衣が麺にからんで口の中にやってくる。しみじみおいしい。
ズルンズルンと食べてたら、次々人がやってきてあっちでズルズル、こっちでズルズル。小さな厨房を囲んでみんなでズルズル食べる蕎麦のなんとおいしいコト。気持ちいいほど満たされる。

 

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電車を一本のりすごして蕎麦を食べ、電車の時間までをスタバでお茶にする。
スティームミルクにジンジャーブレッドシロップ追加。ジンジャーブレッドの香りはただのホットミルクをホリデー仕様の飲み物にする。ほのかに甘くてぽってりとしたミルクの泡もおゴチソウ。
お店の人が手渡しながら「体が本当にあたたまりそうで、作っていてたのしくなりました」って言ってくれたのにあったかくなる。
今日からはじまったんだというピスタチオクリスマスツリーなる飲み物を小さなカップでテイスティング。きなことそら豆を一緒に口に含んだみたいなピスタチオ。ベリーの酸味が風味整えホリデーっぽくっていいなと思う。オキニイリ。

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