今年最初の忘年会

今年最初の忘年会

熊本に隣接する大津の街。江戸時代の参勤交代街道に面した、由緒ある街。その街で人気の焼肉のお店を訪ねる。

o isiyakio2最近、焼肉店の勝ちパターンの一つがオーダーバイキング。
料理の方からやってくるバイキングのようなスタイルで、値段を気にせずお腹いっぱいになれるというのがいいのでしょうね。
大衆的な焼肉店は、そのスタイルを積極的に取り入れるところが増えている。
けれどある意味、オーダーバイキングっていうのは「料理」よりも「値段」を売ってしまうビジネス。だから値上げするのがむつかしく、原料費の調達コストがあがると経営をすぐに圧迫してしまう。
継続させることがむつかしいシステムでもある。
この店も、そのやり方の先駆けで、だから一生懸命、原価を安定させる工夫をしているのです。その一番の方法が、肉以外の料理を魅力的にすること。

o sime例えば冷麺やビビンパみたいな料理がとてもおいしいと、それを食べちゃう。結果、肉の消費量を抑えることができるから。
肉の品質を落としたりせず、コストをコントロールするにはこのやり方がおそらく一番。特にランチはそういう工夫が自然に受け入れてもらえる時間で、それでそういうランチを食べる。石焼ビビンパと豆腐チゲ、サラダバーがついて910円というもので、これがなかなかおいしゅうござる。

どっしりとした濃厚スープに辛味味噌。豆腐に玉子に牛すじ肉と具材もタップリ。これにご飯で十分ランチになるんじゃないかというチゲが、まずはゴチソウ。
感心するのが石焼ビビンパ。
まず石焼用の器が大きい。浅めで口が広くなってて、だからご飯が鍋の中で遊んでパラパラになる。深くて口が小さな釜が最近人気で、それだと混ぜてるうちにどんどんご飯が固まって、パラパラになってくれないのです。ビビンパや石焼であれ普通のであれご飯がどれだけ空気を含んで仕上がるか…、ってところがおいしく作るコツ。だからここのはいいなと思う。
ご飯の上にはナムルに玉子、牛すじ肉を煮込んでほぐしたものとこれまた具材がタップリ。混ぜる直前にタレをかけ、辛味味噌を使って自分の好みの味にできるところもありがたい。

それから移動。夕方から忘年会をすることとする。

ao1ao 2まだ11月ではあるけれど、飲食店の人たちにとって12月はかきいれどき。
だから早めの忘年会をと。
それで今年最初の忘年会をこの熊本で。
50人ほども集まりましたか…。

熊本の町中にある老舗料理店。
青柳というお店でたのしく行った。
畳の座敷に椅子テーブルという、太めおじさんにはうれしいしつらえ。
座敷に入ると前菜料理が並んでて、あとは乾杯をするだけというこういう景色もいいモノです。

ao sakana忘年会となれば今年1年の総括的な話をするのが一般的で、けれどそこは経営者という生き物の性。
もう来年の話になっちゃう。
経営者とは前を見続けて生きる人。
さぁ、来年はどうなりますか。

鬼が笑ってもいいからみんなで考える。
考えるけど、よくなるモノか悪くなるのかわからない。よくなる人もいるけれど、悪くなる人もいるわけで、人それぞれの気持ち次第で景気は変わる。
そんなあてにならないものを信じて経営するのは、リスクだらけでおそろしい。
今すべきことは生産性を高めること。
その究極の対策は値上げかなぁ。

ao simeniku値段を上げてもお客様の気持ちをはなさぬように、人と人とのつながりを保てるような人を育てる。それしか多分ないんでしょうね。
飲食業は人の産業。
だからこそ大変で、だからこそやりがいのある産業なんだとみんなで思う。ガンバロウ。とまぁ、以上のような話は最初の10分ほどでほぼ完了。

前菜が終わって一人用の小鍋の下の固形燃料に着火の儀式が終わる頃には、もう酒宴。
何十個もの鍋に同時に火がつくと、否応なしに温度が上がる。
酒を飲んだおじさんたちの体の温度もぐいぐい上がり部屋の中の暑いこと。汗をダラダラながしながら、話のペースもどんどんあがる。
それで焼酎の水割りがおいしく感じる、しあわせな夜。

それにしてもいつからから宴会の鍋は小鍋になった。
みんなで鍋をつつく楽しみより、たのしい鍋の楽しみってあるんだろうか?って、不思議に思う。

aoo1aoo2阿蘇の赤牛を熊本の味噌で味わう料理に、タラ菊使ったタラ鍋にと、夜更かし用の栄養つける。

今では割烹料理のお店で、けれど昔は釜飯のおいしい食堂。
だから今でも〆は釜飯。
銅製の一升炊きのお釜で炊いた五目ご飯を茶碗によそい、汁と漬物で〆とする。

そろそろお開きの頃合に、余興がひとつ。おてもやん。
有名な熊本民謡でうっすら知ってはいたけれど、踊りつきで見たのははじめて。
熊本弁の歌詞がまるでどこか異国の言葉のようで、でも「ばってん」とかって言葉は今でも地元の人と話していると耳にする。
ピーチクパーチク雲雀の子って、なるほどおてもやんの歌詞だったんだと思って笑った。
たのしい夜の締めくくり。

 

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ちなみにコレ。

「おてもやんサンバ feat. 水前寺清子, MICKY RICH & ポチョムキン」っていう長ったらしいタイトルの、おてもやんのサンババージョン。
元気があります。くまモン熊本よりこっちの方が好きかもネ(笑)。

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