今年最初の天下寿司。ペッシェスパーダにアイスラテ
祝日の今日。しかも今月二回目の週末から続く月曜。
天下寿司の北海道フェアのある月曜日。バスにのって渋谷に向かう。
コンパクトなベルトが回るこじんまりした回転寿司店。ベルトの上を寿司が流れる、今どき珍しくなった正真正銘の回転寿司です。しかも流れる寿司の状態はよく、ベルトからとった寿司でも十分満足できる。
インバウンドさんにもそれが便利で人気がある。
今日は半分近くがインバウンドさん。握り手に東南アジア系の職人さんが混じるようになったのだけど、彼らは英語が達者でインバウンドさんとのやり取りが自然でスムーズ。悪くないなぁ…、ってニッコリします。
エビとイカをまず食べる。
どちらも一番安い皿。どこにでもあり、しかも年中あるネタで、そういう寿司がおいしいことはすし屋の良心。ここはいつも感心するほどどちらも上等。

むっちりとしたエビは甘くて香り華やか。
イカはむっちりのときとハリのあるときがある。
イカの種類。
部位で食感が違うところがイカのたのしいところ。
今日のイカはパリパリとした食感で噛んでるうちにゆっくりとろけて甘くなっていく。
これもまたよし。
人肌のシャリとの相性もよくってニッコリ。
そして今日の目当ての北海道フェアの知床、釧路。
ホタテにズワイ、イクラ3貫で知床。釧路はホッキ、ツブ貝、ホタテの3貫。どちらにもホタテが入っているのだけれど、釧路のホタテにはレモンと塩が施されていて知床のホタテはそのまま。醤油で味わう趣向をとってる。
両方を一皿に盛り合わせると皿から溢れるほどの豪快さ。目にまずおいしい。
ホタテはぽってり。サイズ大きく口の中を満たす感じがオゴチソウ。塩とレモンで食べると甘みが引き立ち、醤油で食べると旨味が膨らむ。
ミネラル分の渋みやひときわ強い香りのホッキ。ハリがあってプルンと爆ぜる。ツブ貝はバリリバリ壊れて噛んでるうちにとろけて粘る。ズワイはふっくら、イクラがプチッと潰れてシャリと一緒にとろけてく。
今日は新春スペシャル、大間のマグロがありました。中トロをもらって食べるとめでたい味わい。ひんやりとしたマグロの食感、脂がとろけて軽い酸味が味の輪郭をはっきりさせる。穴きゅうを巻いてもらって〆とした。
渋谷の街には人が溢れて今日もにぎやか。
のんびりしようと「アンティコカフェアルアヴィス」にやってくる。
渋谷駅の東口前、ランドマーク的ビル「ヒカリエ」の裏側にある目立たぬビルの隠れ家っぽいイタリアンカフェ。
ラテでも飲もうと来たのだけれど、ショーケースの中においしそうなサンドイッチが並んでた。
気をひいたのが「ペッシェスパーダ」。
イタリア語でペッシェは魚、スパーダは剣。トランプのスペードと同じ意味です。「剣の魚」といえば日本では太刀魚になるんでしょうけど、イタリアではカジキ。
カジキマグロのフライといえばカツレツの中でも特に好き。それを挟んだサンドイッチとあらば食べなきゃいけません。アイスラテと一緒にたのむ。
凸凹グリルで挟んでこんがり焼き上げて、銀のトレイに乗せてくれるのネ。イタリアのカフェっぽくて背中を伸ばして席まで運んで、じっくり観察。
押しつぶして焼けたパンからはみ出すカツレツ。ひっくり返すとソースが溢れ出している。潰れたパンゆえ噛み応えがしっかりしていて、ところが口の中でポワンと膨らむ。ローズマリーやオレガノの香りがいかにもイタリア料理的。
甘酸っぱくってトマトの風味がさわやかなソースには刻んだピクルスがたっぷり混ぜられ、パンやカツレツと混じってとろける。
カジキはほどよき厚みがあって、チーズ混じりの細かなパン粉がパラッと散らかる。カジキはふっくら、レタスのみずみずしさが良きアクセント。
好きだなぁ…、カジキマグロのカツレツを手づかみしている特別感にイタリア料理的な味わい。これで650円っていうのが、申し訳なくなるほどおいしい。ビターなラテも上等で近所にあったらいいのになぁ…、って思う店です。オキニイリ。












