九段の魚鐵、魚のランチ

九段下で昼ご飯。さて、何にしようかと思案する。
先を急ぐ昼でした。おいしい四川料理のお店であったりビストロだったり、この界隈には気軽でおいしいランチのお店が結構沢山。ただどこもが大抵11時半オープンで、チャキチャキ食べないと次の予定に間に合わなさそう。それでちょっと迷っていたら、「魚鐵」のお店の前にのれんがひらり。時計を見るとまだ11時ちょっと過ぎ。
開いてるのかしら…、と思って中を覗くと「何名様ですか?」ってお店の中から声がかかった。なんとラッキー。そのままお店に飛び込んでカウンターの一番奥の1席貰って食事をスタート。
刺身がおいしいので有名で一番人気は「しあわせランチ」。本当にシアワセになれるくらいたっぷり刺身が盛り合わせになるオトクな内容なのだけど、刺身だけでご飯を食べるのはなんだか損した気持ちになってしまう性分。

ただ、それをたのむと「しあわせひとつお願いします」ってオーダーが厨房の中にとんでく。その一言をいつかボクのために言ってもらいたいと思うもやっぱり今日も焼き魚。
鰆の醤油漬け焼きを選んでたのむ。待ってる間、ずっと「しあわせひとつ」とか「しあわせふたつ」とかボクの頭の上をしあわせが飛び交っていたりしてニッコリとなる。おそらくそのとき、千代田区で一番しあわせが満ち溢れている…、それがこの店。違いない。
焼き魚にも刺身がつきます。小さな器にぎっしり、たっぷり。今日は白身や光り物が中心でお江戸の刺身なのに赤くないのがちょっとシアワセ。醤油にしばらく漬け込んでご飯の上に乗せ、海鮮丼のように仕上げる。

醤油をたっぷりまとわせると、魚の脂がスッキリとする。
風味もついて生臭さがおだやかになる…、ような気もする。
熱々ご飯の上にのせて、しばらくするとほんわか刺身に蒸気と熱がまとわりついて身がキュッと少ししまったような気もして食べやすくもなる。オキニイリ。

メインの鰆。
どっしり大きい。
分厚く、しかも皮目はこんがり。身はしっとりと仕上がっている。
箸でさわると身質は頑丈。力をいれるとホロッと崩れて太い繊維がネットリほどけて崩れてく。
鰆独特の香りがふわり。けれど焦げた皮目と醤油の風味でご飯をねだるゴチソウになる。背中の方から食べ進め、半分ほども食べたところでハラスの一番脂ののったところをパクリ。ザクッと揚がったように焼けてた皮が崩れて口いっぱいにジュワリとおいしい脂が滲んで広がっていく。旨いなぁ…、昼の気持ちが盛り上がる。

小ライスでお願いしました。50円のこれで節約。体にやさしい昼にしようという魂胆だった…、のだけれど刺身もたっぷり、魚もたっぷり。だからたちまちご飯がたりなくなっちゃった(笑)。それでも我慢。
わかめをたっぷり沈めた味噌汁もしっかりとした味がして、何か食べるたびご飯をもっとたのんどけばよかったなぁ…、って思って食べる。
小鉢は煮物。じゃがいも、にんじん、どちらもゴロゴロぶつ切りにしてしっかり味に煮て整えてる。千切りキャベツの塩もみ浅漬け。シャキシャキおいしいく、刺身のツマもたっぷりで大根サラダのような存在。口の中をみずみずしくする。
そうそう、春休みだからなんでしょう…、ココのお店のお子様かなぁ。元気に入り口のドアをあけ、ありがとうございましたってお辞儀をする。家業ってステキ…、ってニッコリしました。昼のコト。

 

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コメント

  1. りんご

    お刺身でご飯をいただけるようになったとき、大人になったなーと思ったものです。
    焼き魚とかお味噌汁の美味しさがわかるようになったときもそうですね。
    海に囲まれた瑞穂の国に産まれてよかったと思う瞬間です。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      りんごさん
      たまに無性に魚の料理が食べたくなるんです。それもイタリア料理とか中国料理のお魚料理じゃなくてやっぱり日本の魚の料理。
      日本の大人になったんだ…、っていうシアワセをこの日はしみじみ感じました。

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