丸の内の朝、ミートボールのサンドイッチ

丸の内で朝、人に会う。ついでに食事を丸の内にて…。
オキニイリのカリフォルニアン・イタリアンの「a16」が夏の間だけ朝食営業をしている…、というので来てみる。
丸の内の三菱本館跡地にできたブリックスクエアの一角にある。
レンガ造りの建物で囲まれた小さな空地。木が鬱蒼としげっていて朝の日差しを適度に遮り気持ちいい場所。庭園に面した壁がほとんどすべて取り払われて、庭と一体化したようなダイニングホールも明るくなんとも心地よい。
ちなみに向かい隣にあるバター屋さんには、朝から行列。ご苦労さん!
サンドイッチやサラダ、スープに飲み物という品揃え。ミートボールのサンドイッチっていうのがあって、それを選んでアイスコーヒー。入り口脇のバーカウンターでお金を払って飲み物もらって好きなテーブルについて待つ。

もらったトレーに番号札。1番というプレートで、もしかしたらファーストゲスト?って聞いてみた。
「丸の内の方はみなさん忙しくてらっしゃるようで」とお店の人の答えになるほど。今朝会った友人も朝6時くらいから働いてるって言っていた。世界の時計で動く街です…、おそらく世界のリズムに合わせることも朝食営業の目的のひとつなんだろうと思うけれども、忙しすぎてレストランに食べに出るのが面倒くさいのかもしれないなぁと思いもします。むつかしい。
ランチタイムの準備でピザ窯まわりは大忙しで、ピザの種を丸めて整え容器に入れてスタンバイ。食材が運び込まれて厨房の中に格納されていったりピザ窯周りに置かれたりと、レストランの一日がはじまる様をライブ感たっぷりにたのしめるのがオモシロイ。

10分ほど待ちましたから。
ミートボールのサンドイッチがやってくる。
お皿にバーガーバッグ。
上にどっしりサンドイッチ。
飲み物やナイフ・フォークを乗せたトレイにお皿をのせるのかと思いきや、テーブルの上に直接おいていくのにビックリ。
確かにトレイはお客様のボクが食べる準備に必要なものを運ぶために必要なだけ。
料理はそのままテーブルの上に置くのが自然とまず思う。でもそれなら必要のないトレイを持っていってくれればいいのに、と思いもするけどもしそうしたら、本当にボクはお店の人の代わりに労働をしたんだということになっちゃう。オモシロイ。
ミートボールのここの名物の料理のひとつ。豚の挽き肉だけを使ってパン粉やナッツをくわえてふっくら、トマトソースで煮込んで仕上げる。ランチタイムのセットにすればたしか2300円くらいになるんじゃないかなぁ…、二個だけとは言え1000円以下でたのしめるのはありがたい。

ふっかりとしたフォカッチャにソースと一緒にはさまれていて、食べると最初はパンがざっくり。口の中の水分を吸う。そこですかさずミートボールが崩れて中からソースや肉の脂がじゅわり。口の中でとろけるおいしさ。
イタリアにいくと牛モツを煮込んだのとか、ミートボールをソースと一緒にサンドイッチにする屋台がある。安くておいしい。しかも手軽に腹一杯になって重宝するのだけれど、そういう味わい。かなり好き。
食べてるうちにミートボールが崩れてお皿にこぼれだし、最後はフォークで口に運んで食べることになる。もしこれにサラダがほんのちょっとだけでもついてたら、すごくオキニイリになれるのに…、ってちょっと残念。でもおいしい。

 

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