丸の内のホテルの朝の、バフェのパン

朝、東京駅の丸の内側にある「丸の内ホテル」で人と会う。
吹き抜けロビーには大きなクリスマスツリーが季節を盛り上げ、周りに置かれたソファで打ち合わせをしていたフランス女性の濃厚でコッテリとした香水の匂いで目覚める。
クリスマスツリーとクリスチャンディオールのジャドールの意外な相性にちょっとウットリ(笑)。

吹き抜けの下のフレンチレストランでの朝ごはん。
小さなバフェで用意されてて、メインディッシュを追加で注文してしあげるスタイル。しかもメインが近所のセントルザベーカリーの食パンを使った料理というのが特徴。卵料理との組み合わせで10種類ほどの選択肢があり、フライドエッグとスクランブルエッグのコンビネーションを選んでたのむ。

正方形に切り分けられた食パンを軽く焼いた上に玉子をのっけて仕上げる。オープンサンドイッチのようなスタイル。
玉子の一つは目玉焼き。四角い型に玉子を落として焼き上げている。サニーサイドで黄身は半熟、白身はキチッと焼けていて角がカリッと焦げているのがいい感じ。ナイフで半分に切って食べようとするのだけれど、パンがなぜだかスパッと切れない。セントルザベーカリーのパンは焼き切らないともっちりしすぎて切りづらい。
スクランブルエッグの方にはトマトソースをかけてと別添え。バターをたっぷり含んでしっとりトロトロ。サイドに添えられたハムのおいしいコトにウットリしました。オープンサンドが主役かハムが主役かわからぬほどにハムの印象が強くて旨い。

バフェでサラダを調達します。
葉っぱ野菜に千切りにしたにんじん。
紫たまねぎをスライスしたの。
ココットの中にはツナサラダにピクルスが入ってて、ラズベリーのドレッシングで味整える。

グリルドベーコンがありました。
分厚いベーコンをガリガリになるまで焼いたもので、自分の脂で揚がったように仕上がっている。
見た目は悪い。赤身がすっかり焦げて茶色に変わってて脂もくすんで表面に細かな穴が無数にあいてる。持ち上げても垂れ下がらず、かじるとゴリッと壊れて崩れる。口の中に広がる香り、脂に旨味となんでこんなに好きなんだろう。他に変わるものないオキニイリ。

玉子の下のトーストブレッドを全部食べ、玉子だけがちょっと残った。胡椒と塩をふりかけて半熟の黄身をソースのようにまぶして食べる。甘くてムチムチしたパンと一緒に食べる玉子より、そのまま食べたほうがおいしい不思議。
そうか、ボクはセントルザベーカリーのパンがそんなに好きじゃなかった…、って思って笑う。
コーンポタージュでお腹をあっため、プレインヨーグルトにパイナップルを添えてお腹の調子を整え朝の〆。ほどよくお腹も満たされる。

 

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