中華な夜に朝のバフェ

新幹線で北に向かって仙台到着。
そこから車で北に向かいつつ、いくつかの新店舗用のロケーションを見て歩く。
東京の今日は若干蒸して、着てきたジャケットが少々邪魔に感じたのに、北の夜はやはり寒くてジャケットくんに感謝する。
そして古川。
地元でずっと人気のお店にいきましょうよ…、と「チャイニーズハウス北京」という店。古ぼけていて、店に入ると油混じりの空気が漂うラーメン店的気軽なお店。
ちょっと煙った空気がおいしい匂いがしてて、お腹が急にすいてくる。

元気のいいおじさんと、ずっと笑顔で愛想のいいおばさん2人でやってるお店。
いわゆるパパママストアという店です。大きな厨房の中をご主人あちこち飛び回りなが料理を作る。多分、料理を作るのが好きで好きでしょうがない人なんでしょう。しかも自分が作った料理でお客様が喜んでくれるのが好きな人。
だからでしょうネ…。しばらくまってやってきた料理を見て、思わずビックリ。
連れて行ってくれた人がたのんだ「レバニラ炒め定食」は大きなお盆の上にぎっしり料理が並ぶ。小鉢2つに漬物、サラダ。大盛りご飯にワカメがたっぷり浮かんだスープ。これでなんと850円という大盤振る舞い具合であります。

小鉢のひとつは昆布の根っこを刻んだ煮付け。
油揚げとにんじんも一緒に一旦油で炒って、出汁で煮付けた甘辛味。付け合せというよりこれで十分一品になってしまえそうなたっぷりボリューム。
冷奴に使った豆腐は4分の1丁分。鰹節もたっぷりと、醤油をかけてやってくる。
キュウリににんじんの自家製浅漬け。サラダはレタスにキャベツにかいわれ大根、にんじん、コーンとおそらく厨房の中にあったサラダに適した野菜を総動員して作ったような盛りだくさんさ。
メインのレバニラ炒めはしっかりとした濃い味付けで、ところどころが焦げて仕上がる。ご飯がモリモリ食べられそうな味付けなのが、こういうお店の料理らしくてニッコリします。

餃子も大きい。
機械を使わず手ぐるみでにぎった餃子で、形不揃い。
こんがり焼けた生地の焼け色がいい感じ。
肉が多めでニンニクバッチリ。噛むとざっくり、熱の入ったひき肉が口で散らかり、ジューシーな野菜餃子に慣れた口にはちょっと新鮮。
肉を食べてる…、って感じがするのがオモシロイ。
ボクがたのんだ麻婆豆腐ラーメンは普通のお店の大盛りラーメンほどのボリューム。豆腐たっぷり、挽き肉たっぷり。多分これに入ったひき肉を全部まとめてかためたら、ハンバーグ一個くらいになるんじゃないかと思って食べる。腹満ちる。
ボクらが今日の最後のゲスト。だからお店を出たら店の外観真っ暗でした。写真がござらぬ。あしからず。

 

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ホテルで目覚める木曜日。
朝ご飯をバフェでおこなう。
ホテルの朝ご飯はバフェでするのが当たり前…、にいつの間にかなっちゃった。
昔は「朝食はバフェ」と言われると、得したなぁと思ったモノです。
好きなものを好きなだけ食べることができるというのはシアワセなコト。
そう手放しで喜べたものでありましたけど、最近、バフェじゃない朝食を用意されると、逆に得した感じを覚えたりする。
当たり前じゃないものに、人は勝ちを感じるものかもしれません。

さて、今朝のバフェ。
よく焼けたベーコンがあって、まずはそれ。あんまり食べちゃいけないんだよ…、って思いながらも3枚とった。
海苔を巻いて揚げた山芋をちょこんと添える。
レタスの葉っぱ。レンコンとゴボウのきんぴらをのっけて上に枝豆飾ってメインの一皿。野菜と野菜以外の料理のバランスが今日はいいかな…、と思って食べる。ちょっと甘めのきんぴらが、クシュクシュ口の中で潰れて顎をおいしくよろこばす。

ご飯をほんのちょっとだけ。上にコーンと枝豆乗せて、そうだ、ココに鮭を乗っけようと蒸し焼きにした鮭をほぐしてのっけてパクリ。鮭はふっくら、コーンはクチュっ。コロコロ口の中を滑って転がる枝豆と食感ニギヤカ。少量ご飯で気持ちが満ちる。
油揚げをたっぷり入れて炊いた味噌汁。そこに海苔をちぎってパラリと風味付け。これが意外に美味しくて、朝のお腹があったまる。
コーヒーでも飲もうと席を一旦立って、ドリンクサーバーの前にたったらお子様用のかわいいカップがおいてある。なんだかコレにコーンポタージュを注いでみたくてそうしてパンと一緒に食べる。朝の〆。窓から外を眺めると、すすきがゆったり揺れている。

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