上手いスタバに夜家ごはん

ひさしぶりにスタバに来た。
カップの模様が桜になったネ。もうそういう季節がやってくるんだというメッセージ。
こういうスタバはとても上手だ。スタバのうまさは「美味さ」じゃなくて「上手さに」にすっかりなっちゃった。
ビジネスが軌道に乗るということは、一部のファンに守られた小さな市場から大きいけれど平凡な市場に鞍替えするということ。
「美味さ」よりも「上手さ」に磨きをかけなきゃいけなかったりする訳です。
灯ともし頃に撮った写真は、色が冷たく痩せていてどこかよそよそしい感じあって寂しい気持ちに拍車をかける。スタバの次はディーンアンドデルーカかなぁ…、そこで働いている人の顔がぼんやりとして霞んでしまうことが気持ちが離れるきっかけかなぁ…。なやましい。

とは言えくると悪くないなぁ…、といろいろ思う。お店の人たちは明るくて元気。なにより「働かされている」という感じがしない。自発的に教育し、教育されて自分で考え働いている。そんな感じがするチェーン店って他にないのがいいところ。一時期甘くてびっくりしたソーセージパイの味は少々戻ったような。果たしてそれがボクの舌のブレかどうかはわからないけど、今日のはなんだか旨かった。
それにしてもここでコーヒーを飲むことがほとんどなくなった。飲むのは大抵スティームミルク。シロップいれたりそのままだったり。温度にいろいろ注文つけたり。他のお店のスティームミルクよりなぜだかスタバがおいしく感じる。それもまたよし…、オモシロイ。

元気を出そうと夜のイエ飯。
元気のためには肉を焼く!
ちょっと上等なすき焼き用の肉を一枚、また一枚。
ザラメを焦がした上にのっけて日本酒と醤油を煮きったタレをかけ、片面焦がしてひっくり返して炙って仕上げる。
脂のしっかりした牛肉はこうして食べるのが多分、一番おいしくてきらいでなければこれに溶いた生卵で、味はしっかり決まってくれる。
ボクは玉子をくぐらせられず、それでさっと炙ったケールをくるんでパクリ。
甘くて辛いこってり味を、ケールの苦味とシャキッと歯切れる感じがなだめておいしくしてくれる。それにしても和牛の脂ってなんでこんなにおいしいんだろう。日本育ちのボクの脂も焼けばおいしくなるんだったら焼くのになぁ…(笑)。

お供に胡椒ご飯のおむすび。黒胡椒の粒を潰して洗ったご飯に二粒のせて硬めに炊いてよく蒸らす。塩を溶かした手水をとって、そこに胡椒をパラパラとふる。そしてご飯をギュギュッと握る。
ご飯と胡椒の相性は案外よくて、いつものおむすびがちょっと洋風になった気がする。なによりおかずの肉までおいしくなるような香りに辛さ。そして最後に残る甘みが心地よい。蕪をうすく切り分けて塩と昆布茶を揉み込んで、ネロンとぬめりがでてきたところで蕪の葉っぱと赤唐辛子を加えて休ます。けんちん汁で野菜の補給もつつがなく…。

コメント

  1. すうさん

    蕪と昆布茶!美味しいですね。ずーっと食べていられます(^^♪ シンプルで彩りも可愛いし。

    • サカキシンイチロウ

      すうさんさん
      歯ざわりがやさしいんですよね。大根なんかと違ったなめらかさが心地良い。沢山食べちゃいました。

    • チキタン

      サカキさん
      夜ご飯
      取り合わせが絶妙です
      さっきまで食欲なかったのに
      目覚めました笑

      • サカキシンイチロウ

        チキタンさん
        今日の雨と気圧の変化は気持ちをぼんやりさせますね。
        ボクも食欲をわかせるのに少々難儀していて、一日ぐうたらに過ごすことにしました。

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