三松の離れでおむすびの昼

池袋で昼。やさしいランチにしようとそれで「美松はなれ」にやってくる。
池袋駅からちょっと離れたところにあって、近所に「定食美松」というご飯がおいしい定食屋がある。
そこの「離れ」という位置づけで去年オープン。むすびたてのおむすびがテイクアウトできるカウンターに大きな厨房。その厨房の前にイートインのカウンターがあり、作りたてをその場でたのしむコトができる。
おむすび以外にもおかずがいくつか。簡単な定食もあったりするけど、汁以外すべての料理を持って帰るコトができるというのがウレシイ。定食屋さんの時代にあわせた進化系…、って思ったりする。
女性だけでやってる店で、しかもただ「やってる」だけじゃなく、女性だけでやれるやさしいメニューやオペレーションがいいなと思う。やさしいお店。

魅力的な定食がありました。「けんちん汁定食」。
けんちん汁に鯖の塩焼き、なっとう付き…、とお店の表の小さなメニューボードにあって、それにご飯と漬物、小鉢がつくんだという。
そういえば、昨日もけんちん汁を食べたよなぁ…、と思いながらも、けんちん汁はお店によって違った仕上がり。ここのはどんなけんちん汁だろう…、と思う気持ちと、昼からあったかになると言われて薄着できたから熱いお汁がなんだか恋しい。
それでけんちん汁の定食もらい、ご飯をおむすびに代えて注文。
だっておむすびがおいしい店でおむすび食べずにすませることは勿体無い。

じっくり時間をかけて料理の準備ができる。
お盆の上に大きなお椀のけんちん汁。大根、ニンジン、青菜にしめじ、こんにゃく、ごぼうと野菜さまざま。崩れた豆腐に鶏の胸肉。どれもがしっかり炊かれてて味が芯まで入っておいしい。鰹節がメインの出汁に野菜の甘みがとけこんで、後口スキッと酸味がおいしいやさしい味わい。油の風味は最小限でけれどどっしり、旨みが口に広がっていく。二個頼んだおむすびの、まずは一個。明太子を具にしたものがやってきて、もう一個は後ほどに…、っていうのもステキ。むすびたての熱々を味わえるのがなによりご馳走。

鯖はバリッと皮目が焼けてます。
軽く干し旨みをギュギュッと凝縮させた鯖の半身で、中骨を丁寧にとってくれているから箸で持ち上げ、バリバリそのまま食べられる。
前歯が焼けた皮にさわるとサクッと壊れる。壊れてジュワッと脂が滲んで、口の中をひんやりさせる。鯖独特の分厚い旨み。脂の香りにムッチリとした確かな歯ごたえ。

ココのおむすびは噛むとパラリと口の中にちらかりご飯に戻る。ふっくらやさしいむすび方。
塩の旨みと具材の味わい、それから食感。
焼いた明太子がパラリとご飯と一緒にちらかり、口の中を転がるたのしさ。
そこに焼いた鯖が混じって、噛むとどんどん混じり合う。ご飯+海苔+焼いた明太子+焼き鯖の単純な組み合わせではこの味わいにはなってくれない。
両手のひらでむすだからこそ、この食感や味になるんだ…、と思うと無性にうれしくなっちゃう。

ぬか漬けにした大根、キュウリ、ニンジンに一緒に漬けた昆布が一切れ。あぁ、本物だってしみじみ味わう。今日の小鉢はマカロニサラダ。中に野菜がたっぷりはいってこれも野菜を食べてるようなオゴチソウ。納豆にはあおさをのっけて一緒に食べると口の中であおさがとろけて風味よくする。どれもがおむすびのよい相棒。

おかずをひとつ追加しました。甘く焼いてくださいネ…、ってお願いをした玉子焼き。こんがり焼けて、中はしっとり。玉子二個分を無理にきれいな形をつくらず出来損ないのオムレツみたいに仕上げるところが家庭的。厚さがところどころで違うから、食べるところで食感、味が異なるところがまたオモシロイ。
それと一緒にもう一個のおむすび到着。今風おむすびをためしてみようとツナマヨを選んで注文。ちょっと固めに炊けた好みのご飯にポッテリとしたツナマヨがからんで不思議なおいしさ。ニッコリ。
タップリ食べて、気持ちも満ちて、なのにお腹が重たくないのがありがたい。夜にはお腹が絶対空いてくれる予感がオゴチソウ。

 

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