一人用のカウンターまで快適ってステキなこと…。

午前中の打ち合わせが盛り上がって終わった時間が1時過ぎ。
お腹が空いて、そうだ、焼肉でも食べて帰ろうと長春館を覗いてみた。
創業昭和29年。60年を超える歴史の老舗店。
炭で肉を焼くというスタイルの焼肉店としては東京最古という人もいて、創業当初のテーブル4つの小さな店が今ではビルを構える立派な店として続いてる。
ランチは手軽な値段で肉を炭で焼けるというのが人気でいつも混んでいる。
ちょうどランチが終わった時間で店から続々。サラリーマンが満足そうな顔で出てくる。1階フロアの真ん中に最近新しくなったばかりのカウンター席があって、そこの一番奥。居心地のいい席をもらって食事をはじめる。肉を焼くと煙が上がるところにスリット状の排煙装置が埋め込まれている最新式のカウンター。そこに昔ながらの炭の入った器が置かれるというこのミスマッチがなんだかステキ。

和牛カルビ定食をもらってハーフのタン塩を追加する。
お店の人が「網を交換しましょうネ」と、分厚い網状の鉄板を持ってくる。
ランチだけだと使い捨ての細くて薄い網になる。分厚い網の方がおいしく焼けるから…、と単品を追加した人だけのサービスでこういうちょっとした気遣いがうれしかったりするのであります。
たしかにしばらく炭の上に置くだけで網がしっかり蓄熱し、タンをのせるとじんわり肉汁が染み出しキレイに焼けていく。塩と胡椒がたっぷりほどこされていてレモンを軽く搾って食べると、夜ならビール、昼ならご飯と思わず口をついてでる。口の中が潤うゴチソウ。

そして定食のメインのカルビ。
重箱の中に白菜キムチともやしのナムル。
野菜サラダと肉が仕切りの中にお行儀よく収まり並んでやってくる。
脂ののりがほどよいカルビはタレを軽く揉み込まれ一枚一枚きれいに並べられて白ごまパラリ。
色艶がよくて食欲誘う。
網の上にのせるとタレと脂がジリジリ焼けていく。

炭の火力は強烈で、肉が縁からよじれるように焼けていく。ほとばしり出る脂がしたたり炭にあたって煙が上がる。タレが混じった香ばしい煙。それが肉を包み込みつつこんがりおいしく焼き上がる。隣の人が豚バラ肉を焼きはじめ、おいしい匂いの煙がもうもう、ダクトに向かって吸い上げられてく。それでも全部は吸い込めずこちらに向かって煙が漂う。おいしい匂いのおすそ分け。

定食のご飯を半分にしてもらい、スモールサイズの冷麺を追加した。
ここの冷麺は好きな冷麺のひとつでスープが旨い。肉をふんだんに使ってとったスープだけれど、雑味がなくてすっきりしている。けれど旨味は濃厚でゴクゴク飲んでしまえるほど。ほどよき太さの麺はコリッと歯ごたえとてもたくましく、ツルンとなめらか。にもかかわらずスープがしっかりからんで口を潤すほどにスープの味がしっかりしてる。酢漬けのキュウリに蒸した鶏の胸肉、キムチに白ネギ、パイナップル。小さなトマトが彩りそえて茹でた卵でひと揃え。そこに焼いたカルビをのせて一緒に食べるのがオキニイリ。満たされる。

 

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コメント

  1. あーた

    長春館、懐かしいです。
    就職したばかりの頃先輩に連れて行ってもらい、
    その後時々お邪魔してました。
    長年利用していた吉祥寺の葡萄屋が7/12で
    閉店してしまうので、これからどうしたもんかと
    思っています。
    久しぶりに長春館、行ってみます。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      あーたさん
      コロナに後押しされて閉店を決意するお店が増えてきました。
      お店がなくなると一緒に思い出までがなくなってしまう。かなしいことです。今のうちに行っておかなくちゃと切ない予感を覚えるお店が沢山あります。なやましいです。

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