ロイヤルホストの羽田バージョン、ヨルゴハン
友人と一緒に出発した旅で、途中から別れ別れで友人は実家の長崎。
それぞれ別の飛行場からほぼ同時着の飛行機にのり羽田で合流。
一緒に東京の街に戻ろうと、リムジンバスのチケット売り場に行くとかなり混雑してる。
バスが混雑している以上に、道路が混んでいるようで三連休のはじまりの日だったからなんでしょう…、たしかに飛行機も混んでいた。
おそらく時間も混雑ピークの時間帯。それで飛行場で夕食食べて、時間調節しましょうよ…、と、ロイヤルホストにやってくる。
九州でいろんなものを味わった。ボク自身の出身地は四国で、だから厳密に言えば故郷の味ではないのだけれど、西の料理はどこか似ていてやっぱりちょっとなつかしい。だから満足。ただ長らく洋食っぽいものを食べてないような感じがしてそれで、ロイヤルホストを選んだ次第。
ただ、そう言えばロイヤルホストも九州出身。「九州風の洋食料理」と言えなくもなく、つまり「九州から帰っていきなり九州の味を食べる」コトになったワケです。オモシロイ。ちなみにメニューは通常バージョンじゃなくて、飛行場レストラン特別バージョン。かなり絞り込まれております。
オニオングラタンスープをたのむ。
レストランチェーンでオニオングラタスープのような料理に力を入れるところは少ない。
手間がかかるしコストがかかる。
オニオングラタンスープ味の普通のスープを出す店もある。
でもスープにパンで蓋してチーズをのっけ、しっかりオーブンで焼き上げ提供する店は本当に少ない。
本物の料理を手軽に提供したいって考える、ロイヤルホストの良心の塊みたいな商品で、だからオニオングラタンスープがおいしい限り、ロイヤルホストは大丈夫ってボクは勝手に思ってる。
蓋した器でやってきて、蓋をとると湯気がホワリと吹き出してくる。甘い香りとチーズの香りが鼻をくすぐり、喉がなる。
それにしても随分小さくなったものです。器が小さくなっただけじゃなく、チーズの量も少なくなってあっという間にオニオンスープに変身しちゃう。これじゃぁハーフサイズのハーフサイズ。なんだか寂しくなっちゃったなぁ…、って思ったりした。しょうがない。
メインディッシュをステーキにした。
アンガスビーフのリブロース。270gが鉄板の上でジュージューしながらやってくる。
焼き加減は聞きません。
この厚さ…、否、この薄さだから焼き加減を聞いたところでその焼き加減にはまずならない。
だから聞いてもしょうがないとは思うのだけど、ちょっとさみしい。
「焼き加減はまかせていただけますか」の一言があったりしたら納得できた。
勿体無いなぁ…、ってちと思う。
メンテルバターが風味を添える。切り分けるときに手に伝わってくる力強さと噛むとジュワッと肉汁出てくるおいしさに、ちょっとウットリ。
悪くない。
肉の下にはオニオンスライス。
ちなみにソースはつけずに、塩と肉の旨みで味わう。もしかしたらソースをもってくるのを忘れただけかもしれないけれど、まぁ、それはよし(笑)。
友人はポークジンジャーを選んでたのんだ。
分厚い豚肉を表面こんがり。粉をはたいて焼き上げる。かなり強めに焼きあがっていて、脂も見事に焼ききれている。
甘めのタレ。生姜の香りに混じってバターの風味が香りを濃厚にする。ざっくりきれて、クチャっと歯切れる。肉の旨みがジュースとなって口の中へとほとばしり出る。こういう料理を作らせるとさすがロイヤルホストは上手。悪くないな…、って感心します。
ご飯をたのまずサンドイッチをあわせて食べた。
ライブレッドのアボカドチキンのサンドイッチ。サラダにフレンチフライがついているからサラダをたのまなくていいだろうなぁ…、と思ったわけです。
トーストされたパンがいい。ざっくりしていて味はそっけないほど素直で甘みや旨みが少ない。だから中に挟んだチキンブレストのローストやトマトやアボカドの味や風味がしっかり伝わる。
ザクザク歯切れるパンがゆっくり、具材と混じってとろける感じがオゴチソウ。付け合せのサラダもパリパリ。野菜の状態が良くってニッコリ。ケチャップもらってフレンチフライにぬったくり、ジャンクな感じでお腹を満たす。さぁ、帰る。
関連ランキング:洋食 | 羽田空港第1ビル駅、羽田空港国内線ターミナル駅、羽田空港第2ビル駅
空港ロイヤル、いいですよね。
那覇空港のロイヤルはゴーヤーチャンプルーやラフテーなどもあって、帰る前のちょい呑みに重宝してます(笑)。
タカハシケムヂさん
街場のロイヤルよりもスタッフさんが充実しているようにも見えますネ。出発前の限られた時間でお客様をもてなし切るように一生懸命な感じがするのが空港ロイヤルのステキなところ。
鹿児島とか博多の飛行場はいいなぁ…、って思います。
ちょっと調べてみたら空港のロイヤルは
「ロイヤル空港高速フードサービス」が
運営しているんですね。
良い意味での「ロイヤルらしさ」が残っていて好きです。
客単価がある程度確保出来るからでしょうか?
(それはそれでちょっと悲しいですが。)
comfortさん
それで正式名称が「ロイヤルホスト」ではなく、「ロイヤルコーヒーショップ」なんですね。
かつて創業者が抱いた、アメリカのマリオットグループのようになりたいという気持ち。旅する人たちにやさしい会社でありたいという願いが今でも強く残っているのかもしれません。