レバンテ、岩牡蠣ミックスフライ、有楽町

午前中の仕事を終えると雨がしとしと落ちてくる。
東京駅から今日は出発。
さてその前に食事をしようと東京フォーラムの地下に潜った。
レバンテという店。
美味しい牡蠣を揃えているので有名な店。
冬には生牡蠣、オイスターロックフェラーにカキフライ、牡蠣のピラフで牡蠣づくし的にたのしむことができる、牡蠣天国のような店。今の時期には流石にそういうたのしみはできないけれども、しっかりとした洋食料理をたのしめる。
ちなみに雨の日。椅子の背当てに青い傘入れを吊るしてくれる。高い天井、乳白色のガラスの壁に明るい照明。思わず背中がピーンッと伸びるようないい空気感がまずおゴチソウ。

コンソメスープがまずやってくる。濃厚味のブイヨンを甘く仕上げた贅沢スープ。中にきゅうりが刻んで落とす。シャキシャキとした食感に緑の香りがブイヨンの持つ肉の風味をひきたてる。「岩牡蠣の大」をまずたのしみます。
大と小の2種類あって、小を2個と大が1個でほぼ同じ値段。でもやっぱり大きな牡蠣を口いっぱいに頬張りたくて大を選んだ。その大きさににんまりします。ナイフで柱をこそげとり、殻を手で持ち口に向かって斜めにしてく。トゥルンと口の中に滑り込み、最初はすべすべ。それがゆっくりムッチリになり口の中でとろけて消える。汐の旨味に牡蠣の旨味で味がととのう。牡蠣を食べた口に直接レモンをしぼると、酸味が旨味を甘みに変える。レモンの皮にきれいにつけた模様も見事。さてメイン。

ミックスフライを選びます。
エビとサーモンのフライにとんかつの盛り合わせ。
細かなパン粉がぎっしりはりつき中の素材を覆って守る。
植物油でサクッと揚げる。濃いめの揚げ色の衣がおいしい香りを放つ。
昔ながらの、洋食屋さんのフライです。
外食するということが、熟練の技術をもったプロの料理をたのしむことであった時代のゴチソウ料理。
ぼんやりしてるとこういう料理が姿をけして、科学や化学が作る料理ばかりになっちゃう。それじゃぁ、嫌だからこういうお店のこういう料理を贔屓にします。千切りキャベツを支えにスクッと天に向かって背伸びしたエビ。頭をクルンとひっくり返すと裏まできれいに揚がって新鮮。大きさばかりを威張るようなエビじゃないのが、またステキ。

鮭の切り身に大葉をまとわせ揚がったフライにタルタルソース。茹でた玉子と刻んだ玉ねぎ、パセリをたっぷり使ったタルタルソースをつけてパクリと食べると衣がカサリ。口の中でちらかり鮭がホロッと崩れる。熱々、しかも風味がよくて、シャキシャキ、ソースの中の野菜が鮭の食感をひきたてる。
とんかつの断面は見事なロゼ色。揚がりすぎない肉が一番おいしい状態でやってくる。ウスターソースをかけてパクリ。サクッと歯切れてはらっと崩れるやわらかさ。エビの頭の中はきれいで、味噌を思わずチューチュー吸った。足もしっぽもパリパリ食べる。ムッチリとして甘いエビはなにもつけずにレモンだけ。塩と胡椒の下味がしっかりしている味が整うおゴチソウ。
湯剥いたトマトの赤いこと。手作りのポテトサラダならではの茹でたばかりのじゃがいもの名残を残したホクホク加減。千切りキャベツはオレンジ風味のドレッシングであえられていて、すべてにステキなステキなり。

 

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コメント

  1. いにしえ

    サカキさま、

    サカキさんの以前のブログの投稿を読んで知り、何度か伺っています。何を頂いてもちゃんと美味しいですよね。
    レバンテ、ちょうど良いレストランというカテゴリーがあるのならそこに入ります。プロが作るきちんと美味しいお料理。でも、変なこだわりがあり過ぎず、安心して誰とでも楽しめる。本当、ちょうど良いのです。
    でもこういったちょうど良いお店は、最近なくなってしまうことが多くて、せっせと贔屓にしなくてはと、勝手にサポーターしてます。気に入りそうな人を連れて行って、よろしくねと言ったり(何者?)。
    単に美味しいもの好きなだけの者ですが、何だか支えなくてはと思っちゃいます。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      いにしえさん
      威張ってないのですよね。
      料理にしてもサービスにしても、店の雰囲気、しつらえにしても威張っていない。
      ほどよく、気軽でけれど期待にしっかり答えてくれる良さがある。
      こういうお店こそが贔屓するにふさわしい店なのだろうと思っています。

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