レバンテで牡蠣、今年の本番はまだちょっと先

本格的な牡蠣の季節にレバンテにくる。
有楽町のコンベンションセンターの地下にある店。ビアレストラン。
昭和22年、1947年創業ですからもう70年も有楽町で続いてる。創業したのが大倉財閥の二代目、バロンオークラ…、つまりホテルオークラを作った人という由緒正しさ。
かつては有楽町駅前に一戸建ての店をかまえて、松本清張の「点と線」の舞台としても実名で登場するほどのずっと人気を保ったお店。とは言えお店の空気は気軽。働いている人たちもニコニコ、キビキビ、やさしくもある。

ビールのお供の洋食料理にも定評があり、中でも牡蠣の料理が有名。
牡蠣の時期が本格的にスタートしたら来なくちゃ…、と思っていながら11月になっちゃった。理由は今年の的矢の牡蠣が不漁でなかなか入荷がなかった。それで今日。的矢牡蠣の入荷はあるけど、まだまだ数が限られていて生牡蠣だけが的矢産。それでまずは生牡蠣たのむ。銀盆の上にクラッシュアイスをたっぷりのせてそこに牡蠣を2個、並べて置く。

殻付きのまま。けれど殻を持ち上げるとパカンと蓋が開くようにして、殻の中身があらわになる。
中にはポッテリ、牡蠣のむき身が収まっている。
小ぶりの牡蠣です。つややかでみずみずしくて喉が鳴る。
レモンを搾って殻もちあげて、殻に唇をつけて斜めに傾ける。塩味の水と共にスルンと牡蠣が口へと滑り込む。
舌に乗っかる牡蠣の味わい。噛むとクチュっと歯切れてとろけ、滋養に満ちた風味に旨味が口に広がる。なんたるおいしさ。待ってて良かった…、ってしみじみ思う。添えられているレモンの皮に白い筋。こういう丁寧な仕事もゴチソウ。生牡蠣を食べ終えるタイミングでスープが到着。ランチサービスのポテトスープで、お腹をあたため、次の料理への期待が膨らむ。

そしてメインの牡蠣フライ。
残念ながら、まだ的矢牡蠣のフライはお預け。
牡蠣にぎっしり、細かなパン粉。
薄付きにしてさっくり揚げる。ところどころから牡蠣が透けて姿を覗かす。
パン粉衣にほとんど油はのこっておらず、試しに指でつまみ上げると乾いて感じる。
熱はしっかりはいっていて、牡蠣はむっちり。
牡蠣の塩味、旨味で味は整っていてレモンを搾っただけでおいしい。
油の味わい。焦げたパン粉の香ばしさ。天ぷらでもない、フリッタでもない。焼いたのでもなく蒸したのでもなく。牡蠣にパン粉をまとわせて油で揚げるってこの調理法を一体誰が考えたんだろう…、ってしみじみ感謝。牡蠣という食材を最もおいしくする方法がフライなんだろうなぁって思う。

ご飯をほんのちょっとだけ。お皿にもらってそこに牡蠣フライを一口分。のっけたところにウスターソースをたらりと垂らす。フォークでご飯と一緒にすくって食べると、これもおいしい。ソースの酸味や風味が揚がったパン粉をスッキリさせる。タルタルソースも酸味おだやか。ちょっとゆるめでフライにしっかりまとわりついてくれるのもいい。
キャベツにレタス、サニーレタスを千切りにしたあしらいはみずみずしくて、食感軽やか。ポテトサラダにトマトもおいしくあっという間にお皿の上のすべてがお腹におさまっていく。
結局ほとんど調味料を使わずそのまま食べちゃった。だからお皿はパン粉が散らかるだけでキレイなまま。堪能しました、オゴチソウ。

 

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