レディースはシニアにやさし、フードロス

今日も伊勢丹。とんかつを食べようと思って「匠庵」。
大衆的なとんかつチェーンの「和幸」がやってる上等ブランド。
フェイスシールドでばっちり防護したスタッフが、多分ニコニコしながらでしょう…、丁寧なサービスをするさまがなかなかなやましい。
ひとテーブルおきに案内されるテーブル席にカウンター。
カウンターの中に厨房。揚げ場もそこにしつらえられてて、ずっとカツを揚げているのに油の匂いがしないところに感心します。
ただベシンベシンと肉を叩く音がする。それに続いてダダダダダダダダッて何かを突き刺すような湿った音がやってくる。肉の繊維を切断してやわらかく仕上げるジャガードマシンを使う音なんだけど、そのくらいはカウンターの中じゃなくって奥の厨房ですればいいのに…、って思ったりする。

メニューは比較的多彩です。ひれにロース、豚の銘柄、それから海鮮。そしてそれらの組み合わせ。
なににしようと思ってみたら「レディース膳」というのがあって男性もどうぞと書いてあるからそれにした。
そもそも飲食店のメニューにおいて「レディース」という言葉がそのまま女性専用と捉えられることは最近、ほとんどなくなった。量は少なめ。けれど多品種。いろんなものをちょっとづつ。それになるべく軽やかな味、食感のもので料理が構成されるから、シニアの人にありがたい。「シニア膳」と名付けるとシニアに失礼。それでレディースと名前をつける。還暦おじさんにピッタリかもね(笑)。

それにしても仰々しいほどにたくさんのサービス料理がまずやってくる。
千切りキャベツにご飯のお供。漬物、海苔の佃煮、ごぼうの酢漬け。
調味料も種類豊富に、ソースに醤油にドレッシング。
塩に芥子に胡椒とあれこれ。
立派な菜箸がついてくるけど、残ったものを使いまわしするわけはなくボクが食べ残したものはみんなゴミになっちゃうんだと思うと微妙。
贅沢なもてなしと、フードロスの折り合いってなかなかキチンと使いないんだなぁ…、って思う。
メインが到着。三段重ねの重箱で、一番上にエビフライとアスパラガスの巻きかつ。二段目に野菜の煮物に玉子焼き。一番下の引き出しには赤魚の麹漬け焼きが収まっている。

ご飯にしみじ汁、茶碗蒸しがついてひと揃え。ご飯がおいしい。ホツホツとしたしっかりとした炊き上がりで柚子の風味の昆布の佃煮があればいくらだって食べられるほど。
茶碗蒸しも出汁がおいしく上等で、銀杏が入っているのにちょっとニッコリ。
それに比べて煮物の類はどれもおそらくどこかで作られ冷たい状態でここに運ばれ保存されていたのでしょう。地下のどこかで売られてるお弁当のおかずのようでもったいないなあ…、って思ったりする。
そうそう、肝心のかつはおいしいです。特にエビフライのエビの上等でパン粉衣の軽やかなこと。しっぽもバリッと味わいました。さぁ、帰ろう。

 

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コメント

  1. 匿名

    親族や友人知人に医療関係者が複数おります。
    今、東京は全く油断ならない状況です。
    医療関係者はここから第二波は受け入れきれないと
    戦々恐々としているようです。
    飲食店、特に伊勢丹のようなところにある飲食店が
    フェイスシールド装着で接客するのが
    みっともないことは勿論わかります。
    また、飲食店の全面的な営業自粛は行き過ぎだったと個人的には思います。
    しかし、発話による飛沫感染がほぼ明らかな今、
    少しでも感染拡大予防をして営業するより仕方がないと思うのですが。
    特に新宿はクラスタが発生している街ですので。
    飲食コンサルタントの方はコロナウィルス感染症について実態を見ずにコンサルティングをするならば、感染拡大を防げません。
    とても不安に思いました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      匿名さん
      ボクたちは今、答えのないところで働き生活をしているんだろうなぁ…、と思います。
      マスクに手の消毒。フェイスシールドに衝立、ビニールカーテン。すべてがもしかしたら気休めなのかもしれないと思いながらも、しないことのリスクを考えるとしなくちゃいけないと思って行動する。
      食べるということは人が生きていく上で不可欠なこと。にもかかわらず食べるということが人を殺してしまうかもしれないという現実。あまりに難しい課題でボクは今、コンサルティング活動を完全に自粛してしまっております。おっしゃるようにボクのようなゆるい考えの人間が人を指導することなどおこがましくてできないという判断です。

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