ルノアールの昆布茶、家で焼く牛たん

シュワシュワするものを飲みたくなった。
乾燥した空気をずっと吸ってると、喉が乾く以上になんだか重たく感じて、それで喉をシュワシュワ泡で洗ってやりたくなったのです。
とは言えビールやシャンパンでは、頭がクラクラしちゃいそう。
ソフトドリンクの泡系をどこでのもうか…、と考えて思いついたのがルノアール。ガラナにしようとやってくる。
喫茶店の全盛期。1980年代までの喫茶店で当たり前だったことがそのまま残ったチェーン店。分厚いタオル生地のおしぼりに氷をギッシリ入れたお冷グラス。これに灰皿がついてくれば昭和の喫茶店。禁煙が当たり前の今にあっては灰皿なしではあるけれど、白いシャツに黒いズボンのウェイターさんたちの姿も昭和的にて、昭和的。

ガラナって本当に独特です。コカコーラのような飲み物なのだけれど、コカコーラのような刺激に溢れた押し付けがましさを感じさせない。
カラメルをソーダで薄めたような味わい。甘い。香りが華やかで泡は細かく喉をシュワシュワ洗って行くような爽快感を感じるけれど、甘さすっきり。後口がよい。コカコーラを炭酸水で割ってレモンをくわえたようなそんな味わい。オキニイリ。
今日はのんびり、ぼんやりしました。そしたら「ごゆっくり」って言葉と一緒にお茶が出てきた。ひさしぶりだなぁ…、ルノアールのお茶。いつもは食べて飲んだらそそくさお店を出てたから。ひさびさにルノアール的をたのしみました。いい感じ。

 

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夜を家で料理を作って晩ご飯。
昨日、肉屋のショーケースをぼんやりみてたら、牛たんを売っていた。
かつて東京で牛たんを売っている店は珍しかった。
売っていても薄切りにした焼肉用のものがほとんどで、仙台で食べるようなある程度の厚みのある牛たんはほとんどなかった。
だから牛たんはお店で食べる料理の代表のひとつのようだった。
ところが厚切り牛たんと書いた牛たんが売られてて、自分で焼いたらどんなふうになるんだろう…、と思って買った。

まず仕込み。
昆布茶を水でといたものを霧吹きでプシュプシュほどこしラップでくるんで冷蔵庫の中で一昼夜。
休ませ、味を染み込ます。
タンの表面がちょっとペトっとした感じ。いわゆる軽い熟成状態。
フライパンを油を染み込ましたキッチンタオルで撫でる程度であっためて、そこでこんがり。ひっくり返してまたこんがり。火を止め3分ほどもフライパンの上でそのまま。出来上がり。

昆布成分を吸い込んだ牛たんの肉はふっくらやわらか。炭で焼いてるわけじゃないからお店で食べる牛たんのようにはさすがに感じないけどなかなかおいしい。いい感じ。
お供に茄子を炊いてみる。ヘタを落として半分に割り飾り包丁を入れて出汁と日本酒、醤油でクツクツ。赤唐辛子で辛味を足して一緒に豚バラ肉と絹揚げ。しばらく炊いたら火を止めて、味をなじませ食べる直前にまたあっためる。体がみずみずっしくなるオゴチソウ。
拍子木に切った大根を出汁でコトコト煮込んだところに赤唐辛子で風味をつけた汁をお供にご飯をお代わり。今日も野菜を一杯食べた。気持ちがやさしくなる感じ!

コメント

  1. junchan

    牛タンの仕込み
    昆布茶を水でといたものを霧吹きでプシュプシュほどこしラップでくるんで冷蔵庫の中で一昼夜。
    休ませ、味を染み込ます。

    ( ..)φメモメモ
    お肉屋さんで厚切り牛タンを売っているのを見たことはありませんが、覚えておきます。

    • サカキシンイチロウ

      junchanさん
      厚切りでなくてもうま味調味料や昆布茶を水で溶いて霧吹き、そしてラップの一手間で牛たんは驚くほどに美味しくなります。

      • junchan

        サカキさん

        ありがとうございます。今度、試してみます。

        • サカキシンイチロウ

          junchanさん
          冷蔵庫でほぼ一晩、休ませてやることで熟成が行われるんです。睡眠って大切なんですね。

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