リジーグでお茶、夜は手軽にまいどおおきに

regiregigキッチンステージで食事を終えて、話をしましょうとリジーグにくる。

伊勢丹のメンズ館の最上階。
伊勢丹メンズレジデンスという不思議な売り場の中のカフェ。

このフロアー。
趣味人としてのジェントルメンが書斎においていそうなものが沢山揃う豪奢なフロア。万年筆やLeicaのカメラ。憎らしいほどいい音を出すスピーカー。あるいはアンプ。
二桁値札の数字が違っているんじゃないかと思うようなコーヒー豆とか、興味を持たずにただただ見るのはたのしい。
けれど、ほんのちょっとでも興味を持ってしまうと気持ちがおだやかではいられなくなる、おそろしき場所。
今日もフラフラ、お茶を飲む前に眺め、手に取り、スタイリストさんの話を聞いてどうしようかと資金繰りを考えたりした。オモシロし。

そしてお茶。アールグレイをポットでもらう。
大倉陶園の優美で上等な陶器がならぶ。手触りやわらか、唇あてるとなめらかなその肌触りにウットリします。真っ赤なレザーの椅子に白い大理石のテーブルが、落ち着いた照明の中にぽっかり浮かぶ、まるで店そのものが作品めいたステキな空間。たのしい話がはずむ場所。

 

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maido1maidookini打ち合わせを夜まで続けてお腹も空いた。
家に帰る途中で食事。
晩ご飯。

新宿三丁目からテクテク歩いて15分ほど。
新宿という地番もそろそろ1丁目。
まもなく四谷四丁目へと突入するところに一軒。「新宿一丁目食堂」がある。
セルフサービス。
キャフテリアスタイルの食堂で家庭料理に限りなく近い料理を手軽に選べる。
自分の好きなモノを、自由に組み合わせることができるから、その日の気分で食べたいモノだけ食べられるのがいいところ。

入り口脇におでんの鍋が置かれてて、そこでクツクツ、何種類かのおでんが揃う。そこから大根、茹で卵、それからごぼ天。汁を注いで練り唐辛子を搾り出す。
ブリの照り焼きをメインにし、ご飯にとん汁。サイドに大きな梅干しとしらすおろしをお供に据えた。ここまでほとんど作り置き。業務用の電子レンジであっため食べるというシステムで、けれど最近。卵焼きだけは注文してから焼いてくれるようになってそれ。ネギをタップリ入れてもらってふっくら焼けたオゴチソウ。

maido-tamagomaido-gohan季節のご飯が用意されてて、鮭の炊き込みご飯というのでそれをとる。
ラップフィルムで蓋された茶碗にギッシリ。
ラップをとると表面ペチャンコ。
鮭のほぐし身がご飯の中にめり込んでいて、あまりに無残(笑)。
お箸で軽く表面ほぐして、おいしい姿に直して食べる。大きな梅干しは甘塩で、ポッテリなめらか。口の中でピュレのようになってご飯を一口ねだる。

考えてみれば玉子の料理が2種類並ぶ。同じ玉子から出来ていながらまるで違った食感なのが不思議なほど。
卵焼きはふっくら、ほんわか。
茹でた玉子のおでんは白身がムチュンとはじけて、黄身はボッソリ。最初は口を乾かせて、唾液とまじるとどんどんトロリとネットリしてくる。オモシロイなぁ…、オモシロイ。
卵焼きはそのまま半分。出汁の旨みを味わって、残り半分にとんかつソースをかけて味わう。それまでただの卵焼きだったのが、粉を使わぬお好み焼きのようになるのがたのしい。お腹がやさしく満たされる。

 

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