ラーメンの未来をちょっとだけ考える

久しぶりの筑西地方。
小山駅で電車を乗り換え下館駅まで移動の途中。
ちょうど沿線のどこかの高校の下校時間にあたったのでしょう…、制服姿の女子生徒たちと電車の中で一緒になった。
友達がたくさんいるという安心感からなんでしょうか…、電車の中でしゃがみこんだり足を開いて座ったりと、無防備すぎる姿に思わず、手にしたiPhoneをカバンの中にしまい込む。
目をどこに向けていいのかわからず、オドオドしちゃった、純情おじさん(笑)。
打ち合わせをし夕食かけて軽飲みしましょうと「壱番亭」にやってくる。

ラーメン店です。下館の駅からほどよく近い距離。大きな駐車場も用意されてて車でくるのも便利な場所。かつて飲酒運転に寛容だった時代には、餃子を食べて飲んで〆にラーメン食べるという大人顧客でニギワッたモノ。
この店に限らず郊外のラーメン店は、道交法が強化されてから売上おおいに減らしてしまった。
特に夜のお金を使ってくるお客様が減ってみんな苦労をしてる。

もっとも夜にお酒を飲んでたのしむ習慣が、どんどん希薄になって徒歩客目当てのお店でも夜の売上に困ったりする。日本の食はどんなコトになっちゃうんだろう…、って思ったりする。
今日はこのあとホテルで寝るだけ。心置きなく飲みましょう…、とハイボールをたのんでおつまみ、あれこれとった。

今一番の推しというのが「やげんの唐揚げ」。鶏軟骨を揚げたもので軟骨だけじゃなくて肉がたっぷりついているのがスゴい。
肉はシットリ、軟骨クニュクニュと噛めば噛むほど味がでてくるおゴチソウ。
バターコーンは鉄板の上でジュウジュウしながらやってくる。
コーンの上には追いバター。焦げた香りがおいしいのです。コーン自体は甘くてそこにバターの香りが混じって旨い。

それからサラダ。
千切りキャベツにキュウリスライス、スイートコーンに千切りにんじん。チャーシューの煮汁をちょっと、マヨネーズ。
シャキシャキ奥歯で砕ける感じが軽快でサラダで酒を飲むのも乙。大人だなぁ…、って思ったりする。イカリング揚げは、ざっくりとした衣をまとってイカは肉厚。ふっくらしていてポワンと口の中でとろける。クニュクニュとした感じがやさしくいつまでもずっと噛んでいたくなるようなオキニイリ。

ラーメン店のこれからのコトをいろいろみんなで話しました。
職人性や料理に対するこだわりが横溢している今の日本のラーメン世界。行き着く先は自己満足や自己陶酔の世界のように思えてしまう。
そんな世界で、お客様はたのしくラーメンを味わうことができるんだろうか…。
そういうこととは違った魅力。
食べ手が共感できるたのしさを提案しないとラーメンの消費はいつか先細ってしまうんじゃない…、と。
ならば一体どういうコトを準備しなくちゃいけないんだろう…。
答えはまだまだでないけれど、ヒントはいくつかでてきた感じ。一生懸命考える。

〆にラーメン。この店の創業当社からの人気のラーメン。「辛ネギ味噌」を選んでたのむ。

辛さが三段階から自由に選べて、麺だけハーフなんてワガママも言えるのだけど今日はきっちり一人前。辛さは中から、真ん中の辛さにして食べる。
丼の上にたっぷりネギ。辛子味噌で和えられていて、これがそもそもビリビリ辛い。ネギの下にはモヤシやキャベツを炒めたモノ。スープは味噌味、大きな薄切りチャーシューにメンマがたっぷりはいってる。

味噌の中にも辛味スープが混ざってて、ピリッと辛い。辛いのだけど味噌の旨味や風味で辛味がまろやかになる。例えばネギだけ摘んで食べると舌が燃えるようなんだけど、スープを飲むと辛味が引く。
スープとネギを一緒に食べると赤唐辛子の香りや風味は感じるのだけど味噌が旨くて決して辛くは感じぬ不思議。
軽く縮れた中太麺が、スープと絡んでまた旨い。チャーシューをスープの底に沈めて軽くあっためて、スープを吸わせて食べるとシットリ。チャーシューっておいしいスポンジになるんだなぁ…、ってウットリします。こんがり焼いた餃子と一緒に味わい食べて、コーンバターの残ったのをスープの上にのっけて食べると甘みが加わりまた旨い。お腹あったか、さぁ、寝よう。

 

関連ランキング:ラーメン | 下館駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。