モスのアエンのありえんさまざま

「あえん」というお店があります。
新宿伊勢丹会館の4階、かなり大きな店でご婦人方に大人気。健康の維持に必要な必須ミネラルの中でも体が自ら作り出すことができない「亜鉛」。そんな存在になりたいんだ…、という気持ちをアエンという店の名前に込めたんだという。野菜がおいしいというのが推しで、開店前から待ちが出る。
時間に余裕があったものだから早めについて二番目に待つ。
開店時間がやってきて、「まず予約を頂いたお客様から」と次々名前が読み上げられる。8組ほどが先に案内されましたか…、女性だけのグループ客でお店に入る前からワーキャー、にぎやか。盛り上がってらっしゃった。
ところが彼女たちを案内している間に、後からやってきた人が何かに書き込んでいる。みると目立たぬ場所にウェイティング用の記入リストがおいてありそこに名前を書いてるんです。気づかずただただ待っていたボクはあっという間に3番目。

それではと、予約をしてない人の案内。
ほのかな期待がありました。
だって開店前から並んで待ってるボクのことを、呼び出し係のおそらく店長は何度も見ていて知ってるわけです。
けれどあっさりリストの一番上の名前が読み上げられて、ボクは次のその次、つまり3番目。
「サカキさま」って言われて案内されながら「名前を書かなきゃいけないなんて気づかなかったよ」って言ったら、もうとびきりの笑顔で「申し訳ございませんが、ルールになってございますので」と言っておしまい。
言葉遣いは持って回った過ぎた丁寧。にもかかわらずその内容は冷たくボクを突き放す。

ちなみにモスバーガーがやってる店です。
お客様の立場になってやさしく接することをマクドナルドとの1番の差別化にしたチェーンストアです。
そのモスバーガーに比べて上等で高級なことをやってるようにみえて、その実、内容は下…、かもしれないなぁと嫌な気持ちになりました。

目当ての定食と一緒に何か一品料理でもって思ってメニューを見る。
上場までしてお金を持ってる会社の作るメニューです。
写真入りでキチッと作った立派なメニュー。
けれどそこにあるのは定食ばかり。
定食以外はランチドリンクやデザートばかりで、ランチ時間帯にもたのめる一品料理は用意がない。
造りは立派なレストランでも、あくまで中身は定食屋(笑)。
しょうがないからコロッケ定食のメインディッシュだけくれませんか?と聞くと店長と長々相談。680円でもいいですか?って聞きに来る。
「いいですか?」ってその言い方はないんじゃないかと思うも、それで手を打った。

定食には惣菜料理が2種類ついているという。
ぼんやりする間もなく突然、お皿に豆腐とキャベツと湯葉のおひたしがくる。
「サービスのお惣菜です」。
とこれはあくまでサービスだからと念を押す。
でもこれまで含めて定食と書いてるんだからそれをサービスというのが不思議。サービスだから商品が少々粗末でも大目に見てね…、っていいたいんだろう、と理解する。
惣菜を食べしばらくぼんやりしていると、料理到着。

単品でたのんだコロッケ。
あぁ、先にできたんだなぁ…、と思って定食を待つ。
だってご飯も汁もないからコロッケだけじゃ食べられない。なのに待っても待っても定食がやってこない。
ちょっと気配りすればコロッケに定食のご飯と汁をつければすむ程度のことなんだけど、マニュアルにはかかれてないからしないんでしょう。
せっかくの熱々コロッケが冷えやしないかとハラハラしながら待って到着。
目当ての料理。豚バラ肉のスライスを竹ザルに山盛りにしたレタスの葉っぱの上にのっけて、蒸し上げるもの。この店の開業当初からの名物料理でその定食をたのんだわけです。

ザルにタップリ、小さなレタス一玉分ほどもありそうな料理のレタスの葉っぱ。豚の脂を浴びてテカテカ、風味豊かに仕上がっている。豚肉の脂自体もおいしいけれど、レタスのシャキシャキした食感に肉の旨味が混じってるという、おそらくそれがメインのメイン。
蕎麦だれ、あるいは胡麻の風味にお酢をくわえた酸っぱいタレを浸して食べる。
メインのサイドには野菜サラダが置かれてて、どれだけ野菜を食べさせるのよ…、って思ったりする。そこに先にやってきていたコロッケ乗せると、その一皿がニギヤカになる。
ザクザク揚がったパン粉にぽってりした中の芋。これはなかなかおいしゅうござる。麦味噌の風味が甘い味噌汁や硬めの玄米ごはんもごちそう。料理自体はわるくないんだけど、「料理でもてなす」って仕組みや感度、ストーリーがしっかりしてない。なんだかすごくもったいない。

 

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