メニューがスリムになっていました、四ツ三の坂内

夜、お腹をあっためるものを食べたいなぁ…、と。
それで喜多方ラーメンの坂内にくる。お店の入り口を開け放ち、換気に気遣ってますってメッセージが伝わるところがいい感じ。ほとんどがお一人様。たまにテイクアウトのお客様もいて、かつて「ラーメン屋さんでテイクアウト」なんて考えられなかったのに、今ではそれも当たり前。
メニューは随分整理されておりました。ブック仕立てのメニューを捨てて、絞り込まれた単品メニューとセットメニュー。ちょい呑み系のメニューにお土産メニューと全部で4種類。随分すっきりしたなぁ…、と思うも寂しい感じがするわけじゃない。
必要最小限のものはしっかり揃ってて、食べたいものがすぐ決まるっていうのがむしろいいかもしれない。
満腹定食っていうシリーズのラーメンに焼豚ご飯と味玉がついたセットを選んでたのむ。

粗みじんの玉ねぎ「シャリシャリ玉ねぎ」をトッピングしたかったんだけど、聞いたら今は用意がないという。食材もしっかり絞り込んでなるべくロスが出ないようにと考えたのでしょう。しょうがない。
ちょっと幅広の縮れた麺。表面スベスベ、吸い上げるとチュルチュルと唇の間をすべって撫でながら口の中へとやってくる。不自然はコシがなくって張りはあり、消化良さげな食感がやさしい感じ。ここの味玉は白身がカチッと固まっていて黄身はとろりとなめらかで、調味料の味付けは控えめなのがボクは好き。ひとつはラーメンの上にのっけて残りは焼豚ご飯の上にのっける。

この焼豚。
厚めに切った煮豚にタレを絡ませてこんがり焼いて仕上げたもの。
ムチュンと奥歯で潰れてとろけ、脂がじんわり口に広がる。
タレそのものはかなり強めの味わいで、だからご飯がおいしく感じる。
やさしい味の味付け玉子で舌をリセットさせながら、とろける感じを味わいたのしむ。

ラーメンはスープがおいしい。
脂っこいわけでなく塩辛くもなく、なには特別な風味や香りがあるかというとすべてに凡庸。けれどこの特徴のない特徴が、食べ続けても飽きない味の秘密なんでしょう。しっかりとしたスープの旨味に、くっきりとした輪郭をつける醤油の風味。胡椒をたっぷりほどこしてやさしいスープに奥行きつける。

やさしいスープを邪魔せぬ叉焼がまた旨い。若干ばっさりとした食感で脂も控えめ。けれど熱々のスープの上で温度が上がると脂がとろけて透き通ってくる。噛むとクチャっと潰れる感覚。スープを含んで味が整う、ラーメンの上にあってはじめておいしくなる叉焼。
途中でお酢を注いで味をスッキリさせる。少量ながらもうかんが脂がお酢の力で甘みに変わる。スープの旨味も軽やかになり、ゴクゴク飲める感じがステキ。ありがたい。
食べ終わったところでちょうど8時過ぎ。それからも続々お客様がやってくるのだけれど8時以降はテイクアウトだけという。それで帰ってしまう人が半分、テイクアウトでもいいという人半分で、飲食店のありようが変わったんだとしみじみ思う。お勉強。

 

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