マーヴェラスがひそむやよい軒。サイゼリヤの夜
やよい軒で昼。玉子焼きを食べたくなったのでありまして、それでテクリと散歩のついでにやってくる。
メインは「やよい御膳」を選んだ。あんな料理やこんな料理をあれやこれやとちょっとづつ。自炊で作るのが面倒くさくなるような料理はやっぱりありがたい。
仕切りで四つに区切った弁当箱に牛すき皿に天ぷら、鯖の塩焼き、酢の物がキレイに収まり、ご飯に汁。ご飯はもち麦ご飯を選んで、玉子焼きを追加して今日のお昼のひと揃え。
お盆の上に弁当箱とご飯に汁、天つゆのとんすいを乗せればいっぱい。右手でお盆、左手に玉子焼きのお皿をもって通路を歩いて席まで行くとお店の人になったみたいでちょっとたのしい。龍馬漬けを忘れず添えて、さぁ、食べる。

これをたのむと、何丼を作って食べるかっていつも悩むのね。
牛丼が作れる。
天丼にもできる。
焼き鯖丼も作れるし、焼き鯖茶漬けをいきなり食べるっていうのも案外悪くない。
さすがに蒸し鶏とわかめの酢の物をご飯に乗せようと思わないけど、のせればそれも案外おいしいかもしれないなぁと思ったりもするなやましさ。
ただ今日はイレギュラーを楽しもうと、玉子焼きを乗っけて玉子焼きご飯にして食べてみた。
ふわふわで味がしっかりついた玉子焼きともち麦ご飯プチプチはぜる感じが絶妙な組み合わせ。
玉子焼きについてるマヨネーズと和えた龍馬漬けを乗せて食べるとコリコリ感までくわわってかなりおいしい。他の料理はおかずでたのしむ。
エビにオクラにレンコンといろんな食感がたのしい天ぷら。
味がしっかり染み込んだ牛のすき煮は結びしらたきがおいしかったりするんですね。焼き鯖のサイドにひじきの煮付けがあってどれも程よくおいしくていい。
ところで今日はインバウンドさんのグループがいた。ご飯をおかわりしようとライスディスペンサーの前まで来たけど四苦八苦。ディスペンサーの上蓋を開け、ご飯をすくうしゃもじを探す。ちょうどディスペンサーに前に座っていたから見るにみかねて実演をする。
「Wow, marvelous」ってびっくりしながら、仲間を呼んでみんなで「ポチッ、パコン」をたのしんでいた。日本はいろいろマーヴェラス。
実演をしたひと口分のご飯に龍馬漬けをのせ、出汁を注いでサラサラ食べて昼の〆。
夜、サイゼリヤ。
そんなにお腹が空いていたわけじゃなく、ご飯やパスタじゃなくってパンを口が所望する。
それで主食はフォカッチオ。
ガーリック味のをたのんでミネストローネにキャロットラペ、ポップコーンシュリンプを次々たのむ。
たのむといってもメニューをみながらスマフォに番号を入力していくモバイルオーダー。
導入当初は味気なく感じたけれど、入力しながら思う存分悩めるうえに、オーダー変更も自由自在でお店の人を煩わせることもないから今はよし。
自分で注文を復唱しながらお店ごっこをしているつもりになればたのしい。その分、お店の人が他の仕事に集中できればなおよしでしょう。
料理はテキパキ、一度に届く。これで料理をつくる算段。
フォカッチオを2枚に開く。これがなかなか難物で、ふかふかなうえ、ボロボロ崩れてしまうのね。ところどころがちぎれたり穴があいたりしながらなんとかポケット状にしてそこにポップコーンシュリンプとキャロットラペを詰め込みなんとかサンドイッチ的にする。
見た目はかなり残念だけど食べるとおいしい。
ボロボロ崩れるフォカッチオ。ポップコーンシュリンプの衣がザクザク壊れて耳の奥をくすぐったくし、キャロットラペがゴツゴツ砕けるにぎやかさ。味もほどよく整ってミネストローネのお供にピッタリ。
ポップコーンシュリンプ用のオーロラソースをかければとろける食感になり、お腹もたのしく満ちていく。












