ポテトサラダは北海道料理なんだろうか…。

新宿に移動して昼食。「北の街道」という北海道料理のお店を選んだ。
定山渓の温泉ホテルの系列の店。かつては「ユック」って名乗ってた。
アイヌ語で蝦夷鹿を意味する言葉で、定山渓のホテルが蝦夷鹿が入りに来るというのが有名。それにちなんだネーミング。北海道の一流の食材にこだわり料理を真摯に作るというのが信条のレストランだったのだけど、何件かを残してほとんどの店が「北の街道」と名前を変えた。
なにかいろいろあったんでしょう。
お店の前に緋毛氈のひな壇作って、そこにサンプルがずらりと並ぶ。今どきこういう景色は珍しく、ちょっと田舎な感じがするのにいつも感心しながらお店の前を通ってた。昔一度宴会で使ったことがある店で、ひさしぶりにランチをたのしむ。

三色弁当っていうのをたのむ。長方形の弁当箱に海鮮丼とおかずの料理が盛り合わされている昼の料理の中では高い方に属する料理。
三色というのは海鮮丼の上具がイカにサーモン、イクラの醤油漬けで三色というのが由来なのでありましょう。
おかず料理はまず刺し身。ホタテにタコの頭にハマチ。なにだかわからぬ魚の焼いたの。コンベクションの中で焼かれて乾いてからっから。かまぼこ、仕入れた出来合いの卵焼き。煮物に松前漬けという、北海道的といえばそんな感じもするような内容だった。
見た目はなかなかうつくしい。けれどどことなく機内食のような風貌でもあり、駅弁風でもあるのがいささかかなしい感じ。

飲食店の料理にも流行り廃りというのがある。
かつてこういう弁当箱形式の料理が流行った時代があった。
20年ほど前から10年くらい前までのコト。
いろんな料理をちょっとづつ楽しむことができる上、懐石なんかと違ってこれから食べるものがズラリと並んで、食べる順番が自由になる。
けれどこういう料理がすべてできたてであることはまずなく、しかも何がメインかわからない。
食べてしばらくすると、何を食べたか忘れちゃうこともあったりもして、こういう料理はすっかり時代遅れになった。しょうがない。

ちなみにサイドに汁や漬物、小鉢がついてる。
この小鉢。ひと目みたときには汲み上げ豆腐かなにかかも…、って思って食べたらポテトサラダでござんした。日本料理のお店の料理の一部にポテトサラダやマカロニサラダ、しかも仕入れたものが入ると途端に料理のレベルが下がる。
まぁ、北海道といえばジャガイモが名産だから、それでポテトサラダなのかもしれない…、って理由をぼんやり考える(笑)。

イカはなかなか状態がよい。イクラの醤油漬けも見事なものです。さすがです。
ただ、三色ではちょっとさみしく、しかも刺し身が他に3種。そもそも海鮮丼的なものがメインの弁当に刺し身が入っているのってなんだか不思議で、刺し身を全部ご飯の上にのっけて6食。かまぼこをあしらい、卵焼きをちぎってちらして彩りにした。末広がりの八色丼。
ただこういう丼の面倒くさいのが醤油をどうすりゃいいのかという点。一枚一枚、醤油をまとわせ漬け丼風にするべきか…、と思いもしたけどお昼時です。わさびをといてバサッとかける。スプーンがつかない弁当で、重たい器を持ち上げて食べるコトになる。また不思議。

 

関連ランキング:居酒屋 | 新宿西口駅新宿駅西武新宿駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。