ボンファムにマロンシャンテリー

ひさしぶりに三越本店の特別食堂「日本橋」にやってくる。
売上高こそ新宿伊勢丹が世界一ではあるけれど、歴史、格式を鑑みれば三越本店こそが百貨店の中の百貨店。
百貨店の王様と言ってもいいその百貨店の特別食堂はおそらく食堂の王様でしょう。
なにか特別なことがあったときにタナカくんと来てた場所。
ひとつのテーブルで東京會舘の洋食、日本料理に旭鮨総本店の寿司を食べることができる贅沢と自然と背筋が伸びる空間が特別な気持ちを満たすに良きオキニイリ。
大きなテーブル、座り心地のよい椅子がゆったり配置された店内。テーブルにはテーブルクロスがはられ一輪挿しが置かれてる。
ボクの目当ては東京會舘の舌平目のボンファム。ナイフフォークが並べられ煎茶の入った茶碗が置かれる。温度も出かたもおいしいお茶で、東京會舘では味わうことのできぬサービスに特別食堂の特別を感じてニッコリ。

20分ほどのんびり待ってボンファム登場。
「器も熱くなってございます」とうやうやしく運ばれてくる料理のなんとうつくしいこと。
お皿の真ん中に舌平目の切り身。
ソースは軽い酸味をたたえたホワイトソースのようなオランデーズソース。
中に薄切りにしたホワイトマッシュルームとエシャロット。
オーブンでこんがり焼かれて小さな沸騰がふつふつお皿の中でも続く。臨場感たっぷりです。
ヒラメはふっくら。ソースをまとってたちまちとろける。魚の香り、持ち味も十分おいしくけれどなによりソースがおいしい。
熱がくわえられているのにマッシュルームはサクサクで、エシャロットのシャキシャキ感がときおり奥歯にさわる。そのアクセントがソースのなめらかさを一層引き立ておいしくさせる。

ロールブレッドに田舎パンが一個づつ、別のお皿にバターを伴いやってくる。パンの器は熱々で、バターの器は冷やされていて惚れ惚れします。
ロールブレッドをひと口分だけちぎってソースに浸して食べる。これすらうまい。
フランス料理ってソースの料理なんだなぁ…って思いながら一口、そしてまた一口とパンで拭ったソースを食べたらお皿が洗ったようにキレイになった。
食後にマロンシャンテリー。東京會舘のこれも名品。
粗く潰した茹で栗を生クリームで包んで飾ったシンプルなのにこの上もなくおいしいお菓子。タナカくんが大好きだったケーキでここでは、コンソメ飲んで鰻を食べてマロンシャンテリーで〆るというのが好きだったよね…、って思い出す。今日は23日、月命日の昼のこと。

 

関連ランキング:レストラン | 三越前駅新日本橋駅日本橋駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。