ボクが一番好きなヒレカツ丸五のお昼

秋葉原まで来るようがあり、せっかくだから旨いとんかつを食べておこう。
電気街のはずれに位置する「丸五」に向かう。
時間は開店の15分ほど前で、すでに小さな行列。
20人ほど並んでましたか。40席弱ある店だからオープンと同時に入れるなぁ…、と思ってのんびり待った。
次々、お客様がやってきてボクの後ろにまた行列。昔から人気の店ではあったのだけど、ミシュランガイドに出たってことで海外からの観光客もやってくる人気加熱気味状態。
あと5分ほどで開店というタイミングで暖簾がでて、先頭のグループが案内される。お店の人が入り口のところで「ひと組、ひと組、間をあけてご案内します。いつもよりも時間がかかってしまいご迷惑をおかけしますがご容赦下さい」と頭を下げる。
今のもろもろを鑑みてお店の人の目が行き届く状態にしておこうという判断なのでしょう。悪くはないなと思って20分ほど待ちましたか。案内されて2階の大テーブルに座るとしばらくそこはボク専用。食べ終わる頃には半分ほどが埋まってた…、って感じでござった。

上ヒレカツを定食にしてお願いしました。
とんかつ店にはロースがおいしい店とヒレがおいしい店があって、ここはヒレ系ってボクは思ってる。
特に上ヒレカツはヒレ肉を筒状に研いて細かなパン粉を軽くつけ、低温の油でじっくり時間をかけて揚げていく。
だからパン粉は色白で、肉の断面はみずみずしい。
芯の部分は明るいロゼ色。
肉汁が染み出してきて表面ツヤツヤさせている。肉感的とでもいいますか、見ているだけで口の中が潤ってくる。
それにしても小さな店でしかも油を沸かして調理している。なのに店の空気がキレイで油臭さをまるで感じぬ。それにこの店のサービスの良さは抜群で、言葉遣いは丁寧でずっとほほえみ浮かべてサービスのタイミングとかヒントを探して佇んでいる。ご飯と汁、漬物がついてひと揃え。

口に入れるとカサカサ、軽く歯ざわりのパン粉が前歯をまずくすぐります。パラッとそれが散らかりながら胡麻の香りを帯びた油がふわり鼻から抜けてく。
噛むとムチュンと繊維が切れる。
切れて上品な肉汁と一緒に口の中に一口分が残ってずっと旨味を滲ます。塩や胡椒の下味がしっかりしていてそのまま食べても十分おいしい。
ソースを使ったらこの豚肉の持ち味を汚してしまうんじゃないかと心配してしまうほど。
おそるおそる端の一切れにソースをかける。
練った芥子をのせて食べると、ソースとパン粉衣の油が混ざって肉が焦げたような香りになっていく。肉そのもののみずみずしさに拍車もかかって口の中が潤うおいしさ。
ここのヒレカツを食べてるととんかつって豚肉をおいしく食べる方法の中で最もすぐれたものなんじゃないかと思えてくる。衣で包まれ守られて蒸されたようなやさしさに揚がったパン粉の力強さが口の中で混じり合う。ウットリします。

千切りキャベツにレタスにトマト。キャベツは若干、粗めの千切り。ザクザク、奥歯で壊れる感じがおいしくて口の中も潤う感じ。大葉が刻んで混ぜられていて香り爽やか。野菜のピュレを使ったドレッシングは酸味スッキリ。口の中がリセットされる。
ご飯がおいしい。かために炊かれてツヤツヤしていて、そして熱々。テーブルの上にはラッキョウと梅干しが入った容器が置かれてて自由に使える。このラッキョウがコリッと固くて実は引きしまり、塩と酸味で味がしっかり整っている。おいしくってご飯も進む。イリコとカツオ、昆布の風味がギュギュッと凝縮されたような赤出汁もよい。漬物にその出汁をとったあとの昆布が刻まれ混ざりニンジンの赤が食欲誘う。
食事が終わる直前にジャスミンティーをどうぞと一杯。口の脂が洗い流され後味スッキリ。おゴチソウ。

 

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