ほぼ完璧なルーベンサンドに出会っちゃう!

本格的な昼ご飯を広尾でしよう…。
白金から移転した三合菴…、と思って来たらなんと月曜が定休日。こりゃいかんとホームワークスでアメリカ的にすることにする。
サンドイッチとハンバーガーがおいしいダイナースタイルのレストラン。もう20年以上も前からココでこうしてやっている。今でこそおいしいハンバーガーを売れば人気を獲得する可能性はかなり高い。だから次々お店ができる。でもハンバーガーがファストフードの店で手軽に食べる安物料理だった時代からずっとやっているというのは生半可なことじゃない。
オープンキッチンにカウンター。白い壁に濃い茶色の椅子に丸いテーブル。昔からアメリカ的といえばこういうインテリア、なつかしくってホっとする。テーブルの上にケチャップ、フレンチマスタード。袋を切ってあけるための小さなハサミが入っているのがやさしくていい。

たっぷり時間をかけて仕上げる。
ファストフードとは真逆の料理。
厨房の中では、ハンバーガーが好きでしょうがなさそうな男子二人が働いていて、だから時間がかかっても安心できる。
本来ならばサラダやスープを食べながら、のんびり待つところなんだろうけど残念ながら今日二度目のランチ。
だからメインができるまでの時間をあれこれ、おしゃべり肴にたのしく待った。

友人たちはハンバーガー。
ボクはニューヨーカーをよそおって、ルーベンサンドを選んでたのむ。
コーンビーフにザワークラウト。
スイスチーズにロシアンドレッシングを挟んでグリドルの上で焼いて仕上げるホットサンドで、日本じゃ希少。
ルーベンサンドイッチと名乗りはするけど、あるべきものがすべてあるべき状態で揃っていることはあまりなく、ところがここのはほぼ完璧。全粒粉のパンではなくて、パンがライブレッドだったら完璧だった。でもステキ。

ハンバーガーはバンズの上下を開いた状態でやってくる。
片方には、レタスとトマト、ピクルス、オニオン。
もう片方にはこんがり焼けたパテにトッピングのブルーチーズ。
バンズはこんがり焼かれてて、ふたつをひとつに重ね、手のひらを当ててちょっと押す。それからパクリ。
すべてにほどよい。

レタスはバリバリ、奥歯で砕けるような力強さでみずみずしい。トマトは酸味鮮やか。水分含有量が少な目で、バンズをビショビショにしないところもありがたい。
赤身の牛肉は脂少な目。
だからザックリ歯切れておそらくそれだけ食べるとボロボロ崩れてしまうのでしょう。
それをバンズが受け止めて、やさしくとろかす。
むやみにおいしいレタスやトマト、肉を使って作ればおいしいハンバーガーができるかというと決してそうじゃなく、全てが互いを引き立てる程よい状態であるということがとても大切。バンズにおいてもそれはそうで、変に甘かったりバターまみれだったりするとすべてを台無しにしてしまう。
そういう点でココのすべては程よく旨い。
トッピングのブルーチーズも過ぎぬ分量。すべてが口からなくなった後からブルーチーズの香りや風味がやってくるというのがステキなところ。
鶏の胸肉をグリルしてバンズではさんだサンドイッチには焼いたベーコンとソテして玉ねぎをトッピング。脂の少ない胸肉がバッサリ潰れて他の素材と混じり合う。ハンバーガーとかサンドイッチとかは口の中で仕上がっていく料理なんだ…、ってしみじみ思う。

さてボクのルーベンサンドイッチ。絶品でした!
トーストしたパンがザクザク、歯切れて前歯をくすぐる感じ。そっけないほどパンらしく、パン以上の甘みや風味や旨みをもたず、だから具材のコーンビーフやザワークラウトの味や風味をひきたてる。チーズは控えめ。焼かれてとろけて、口の中で散らかるパンやコーンビーフをまとめる役目に徹してる。
酸味がおいしいサンドイッチなんです。コーンビーフ自体が牛肉独特の酸味がおいしく、ザワークラウトの尖った酸味とロシアンドレッシングのやわい酸味が混じり合って食べはじめるとたまらぬおいしさ。酸っぱいピクルスもサクサクジュワッと軽く揚がったフレンチフライもすべてに最適。
そう言えば、アメリカ式のこういう店には最近かならずあるパンケーキが、この店にはなくそれがなんだかうれしく感じる。へそ曲がりです(笑)、オキニイリ。

 

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