ホテルの朝食、佳香の朝膳

上等な和朝食を食べましょうか…、と仕事のついでの西新宿。
ハイアットリージェンシーホテルに来ます。
バブルな日本を今に伝える豪奢なロビー。
さまざまなブランドを持つハイアットグループの中でも、リージェンシーは吹き抜けロビーを共通して持つ。そこにキラキラシャンデリア。シースルーのエレベーターが上へ下へと行き交う近未来的景色が特徴。
パニック映画、タワーリング・インフェルノの舞台になったホテルはサンフランシスコにあるハイアットリージェンシーホテル。
ここが出来たときには、あぁ、小さなサンフランシスコがやってきた…、って思ってワクワクしたものでした。今では大きなロビーを嫌うホテルが増えてこういうキラキラはとっても珍しくなりました。

そのロビーに面した2階のフロア。
「佳香」という日本料理のお店があって、うれしいコトに朝から営業。和朝食を用意している。
西新宿の中央公園の緑を間近に感じる明るいしつらえ。ホッと気持ちが落ち着く雰囲気。
ただひさしぶりにきてちょっとよそよそしさを感じました。
かつてダイニングホールの真ん中にご飯を炊くための土鍋がズラリとならんで白い蒸気とカタカタ、蓋が触れ合う音がしていた。今ではそこに仕切りができて、半分個室のようになってた。
勿体無いなぁ…、ここの朝ご飯は土鍋で炊いたご飯をたのしむことができるというのが特徴。その炊けるさまを感じることができるのが、そのおいしさをたかめていたのに勿体無い。

とはいえ清楚ですがすがしい空間です。しかも和服の中居さんの立ち居振る舞いの優雅なコト。
土曜の朝に彩そえる。
ご飯かお粥が選べるのだけど、やはりここは炊き立てご飯を選んでしまう。テーブルの上にはすでにご飯のお供がいつか揃います。
もろみの味噌に昆布の佃煮、そして焼き海苔。

ちょっと時間をかけてご飯とお膳が届く。お茶碗、タップリ一杯分ほどが入った土鍋。おかわりご飯は土鍋ごと…、というのがステキなオモテナシ。
ボクの好みに固めに炊き上がったご飯でおこげもパリパリじゃなくてふっくらしてる。なによりご飯の香りがおいしい。ガラスのカップの中にはお酢の飲み物と焼いた魚に汁にサラダ。6種類のおかずに漬物。ご飯をおいしく食べるに十分。

ただどうなんだろう。なんでこういうお店がこんな料理を提供するんだろう…、って思ってしまう料理がいくつも。ソーセージと玉ねぎを具にした炒り卵や鶏胸肉をスティーム調理したものだとか、安いバフェレストランに置かれた料理のようなモノ。どこかのメーカーが作ったアサリの佃煮に、そもそも温泉玉子があるのも不思議。
6種類の料理を箱に並べることが調理人の仕事になっているのかも。数じゃなくって、一品一品の品質で勝負をすればいいのになぁ…、おいしい梅干し、玉子焼き、焼いた魚に野菜の煮たのがあればそれで十分なのに。ちょっと残念。やっぱり和朝食は御茶ノ水にいて食べなくちゃって思ったりした。我慢する。

 

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