ホットドッグの朝。ココナツラテに台湾サンド
水道橋で用事があって待ち合い場所をニューヨークカフェにした。
喫茶店のルノアールがやってるセルフサービスのコーヒーカフェ。朝のホットドッグが結構おいしく、重宝していたのだけれど一時期朝の営業を辞めていた。人手不足だったのかなぁ…、今はどうなんだろうと思ってウェブサイトを見たら朝からやっていた。
早めについて朝食をとる。ホットドッグセットのサラダ付き。アイスコーヒーをラージサイズにして650円。サラダ追加は50円で飲み物のサイズアップがプラス100円という価格設定にコーヒー屋さん的意地を感じる(笑)。料理はテキパキ整います。

ドッグロールに埋まるようにソーセージ。
ケチャップとフレンチマスタードで絵を描くように飾ってサイドにグリーンサラダ。
たっぷり野菜にタマネギ味のドレッシングがほどこされていて、まずはそれを片付ける。
朝の野菜は値千金。
そしてメインのホットドッグ。
ドッグロールはふっくらやわらか。噛むとクシュっと縮んでソーセージに前歯が当たる。
プチュンとはぜて歯切れていくのがたのしくて、その断面を見るとかなり細くて小さめなのに、存在感があるのはドッグロールがふっかりふかふかだったからでしょう。
それにしてもケチャップっておいしいよなぁ…、ってしみじみ思ってパクリパクリと食べすすむ。
居心地の良いお店です。通路が広くて椅子やテーブルもセルフサービスクオリティじゃなくて喫茶店的。サイズもほどよく大きくて、どこに座ってものんびりできる。
そういえばここの近所にかつてルノアールがあった。すぐ近くにオフィスがあったこともあり毎週月曜、そこに幹部社員と集まってタバコを吸いつつ情報交換してた。みんな分厚いタオル生地のおしぼりで親の仇をとるかのように顔をゴシゴシ拭いていたのを思い出す(笑)。
ホットドッグを食べ終えてアイスコーヒーをお供に待ち人来るまで書き仕事…、とキーボードを出したらすかさず「お皿を片付けておきましょうか?」ってテーブルの上をかたしてくれた。そういうところがボクは好き。
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おしゃべり終えて神保町に向かう途中。
長い間、コッティコーヒーに来てないなぁ…、って思って来てみる。
中国で人気のブランド。
2年ほど前に猛烈な勢いで店を増やして、それが去年は一段落。スクラップアンドビルドも行って仕切り直しをしたみたい。
お店の壁にアルゼンチンのサッカーチームの写真がでかでかと貼られていたのが今はなし。
代わりにイケメンくんがにこやかに笑うポスターが貼られてる。
これは何事?って思ってお店に入ったら、彼の等身大のパネルまで置かれてる。
調べてみるとワンイーボーって中国河南州出身のダンサーでもあり俳優でもある人らしく、コッティコーヒーのグローバルブランドアンバサダーでもあるらしい。
彼のファンなのでしょう…、おばさまたちで大にぎわい。
等身大パネルの前で記念撮影をしたりワーキャー、まるで少女の如し。なんだかそこに紛れているのが気恥ずかしくなってしまうほど。
ボクのテーブルにも「いい日になりますように」と微笑む彼の顔がありました。

ずっと鳴かず飛ばずの店だったのがこういうことで突然人気のお店になるってなんだか微妙。
飲食店を流行らせるって一体どういうことなんだろうって気持ちが揺れる。
しょうがない。
前回まではメニューは飲み物だけ。
ところがそこにスイーツ系のメニューが加わり、エッグタルトみたいなアジア系のお菓子が豊富に揃ってる。
カウンターの上に大きなスイーツ用のショーケースまで置かれてた。
気になったのが「洪瑞珍」のサンドイッチがあったこと。
高田馬場に店を構える台湾サンドイッチの専門店の商品で、ずっと食べてみたかった。
これさいわいとハムと卵のサンドイッチを選んでたのむ。プラスティックの包装紙で几帳面に包まれたまま提供される。その包装紙のデザインのモダンでおしゃれなことに感心します。
封を開けると中から几帳面な三角形のサンドイッチ。耳をとった食パンに薄く具材が挟まれてダブルデッカーで仕上がっている。
これが不思議とおいしいの。パンも卵サラダもハムもどれも特別な感じはしない。けれどバターと台湾の甘塩っぱいマヨネーズの味わい独特で食べはじめると止まらぬおいしさ。
薄くクセしてハムやチーズがコツンと歯切れ、奥歯をコツコツ叩く感じがとても軽快。なんだかちょっとハマっちゃう。
ココナツミルクとほのかな甘味、どっしり苦いエスプレッソが混じり合うココナツラテとの相性もよい。この組み合わせがオキニイリ。













コッティコーヒーを存じ上げず、
ワンイーボーって方が推し活されるほど人気だということも知らず、
ベンキョウになります…
日々の業務で映えグルメが推されている現状も踏まえて、
サカキさんがおっしゃる「気持ちが揺れる」ってホントに…ぴったりな表現。
何を受け入れて何に抗った方がいいのか、分からなくなる時があります、飲食店とは…
閑話休題、洪瑞珍、あれだけ台湾でも買えるところが限られていたのに、最近日本で急増しているのはどこかついたんでしょうかねぇ
EIKO ISHIKAWAさん
好きになって、これは応援しなくちゃいけないと思っていたら、ボクの応援なんて必要ないよって突き放されたような宙ぶらりんの気持ちになることが最近、増えました。
お金で解決できることがたくさんあるんだなぁ…、って思うと同時に、本当に大切なのはお金で解決できないもののはずなんだけどとも思う。
なやましくてしょうがないですね。