ベーコンチーズドーナツによかよかの博多風うどん

有楽町のクリスピークリームで朝。
朝の時間帯限定。しかも店舗限定のドーナツがあり、それをたのんでアイスカフェオレをお供にもらった。
番号札をもらってアイスカフェオレだけをもらってテーブルにつく。
ラージサイズでもらったら思った以上に大きくてグラスも重たい。存在感が抜群で、しかもおいしい。
クリスピークリームが日本にやってきた時の売りはドーナツの「出来立て感とおいしさ」だった。製造ラインを見せるファミトリースタイルの店を次々作ったけれど、製造過程は一度見ればそれで十分。おいしさにしても食べ手の受け取り方次第で変わる。それで一時期営業不振に陥った。最近、彼らが作る店はどちらかといえばカフェよりでここもおいしいコーヒーのついでにドーナツって感じが最近強くする。それが多分、今の時代のムードなのかなぁ…、って思ったりもする。オモシロイ。

さてモーニングドーナツ。メープルベーコンチーズドーナツ。
クリスピークリームのスタンダードなドーナツ、オリジナルグレーズドを二枚に開いて中にチーズ。上下を戻してメープルシロップを上から垂らし、焼いたベーコンチップを散らす。バーナーで焼いてベーコンや砂糖をとろかし、軽く焦げ目がついたら完成。
パンケーキにベーコンを添えてメープルシロップたっぷりかけて、甘辛味をたのしむというアメリカ人の大好物をドーナツ一個で再現したもの。その味わいにクリスピークリームの持ち味の口溶け感がくわわって、体も気持ちもとろけるご馳走。一気にめざめる。仕事する。

 

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昼は「よかよか」。有楽町駅前のランドマーク、交通会館の地下にある博多うどんの専門店。
開業して4年くらいになるでしょうか。案外流行っててランチタイムは近所で働く人たちで行列もできている。博多のうどんらしい商品がほとんどだけど、最近ではパクチーうどんとか坦々麺風のうどんだったりと工夫のバリエーションも増えている。
リピーターが飽きないようにということなのかもしれないけれど、せっかくの専門店としての性格がボケてしまうのは勿体無い。
ごぼう天に丸店、そして肉をトッピングして、かしわ飯を追加する。もともと柔らかい麺が売り物の店だけど「やわ麺」でと一層柔く仕上げてもらう。茹でおきの麺を余分に茹でる分だけ時間がかかる。

若干細めでなめらかな麺。腰がすっかり抜けていてスルンとお腹の中に飛び込む。噛む必要もなく出汁をたっぷりまとって口の中をこれでもかった潤わす。
甘い、そして旨味も十分。ただ博多のうどんに比べればいささか味がたよりなく、ほんのもうちょっとだけ甘くて旨くて塩の輪郭がはっきりしてればおいしいのに…、って思って食べる。ごぼう天や肉、まる天にうどんをのっけて味を汁に移して食べるも、やっぱりどこかもどかしい。
博多のうどんは麺より汁を食べるもの。押し付けがましいほどにおいしい汁があってこその料理。気持ちがなかなか関門海峡をこえていかない。やっぱり行かなきゃ…、ってスケジュールを開いて思案いたします。

 

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コメント

  1. ルーシー

    虎ノ門ヒルズ近くのよかよか、いつの間にか閉店して坦々麺のお店になってしまいました。お昼はランチ客で溢れても、あの辺りはどの駅からも離れていて夜の集客が難しいんですね。
    森ビルさんが中心になって再開発の新しく綺麗なビルが次々と出来上がっていますが、古い雑居ビルや小さな個人経営の飲食店が消えていって何とも色気のない街になっていくのが寂しいです。

    • サカキシンイチロウ

      ルーシーさん
      コメントいただいていたのを気づかずすいませんでした。
      虎ノ門のよかよか、なくなってましたか。あの店の姿かたちそのものが博多うどんぽくなくって居心地悪さを感じていました。
      森ビルさんは空を見上げて街を考える。足元を見すぎると大きなビルは建たないんだなぁ…、って思わされますね。

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