ベーコンエピにコールドブリュー。思い出の担々麺
四谷三丁目から歩いて新宿。
今日もオールシーズンズコーヒーに寄り道しようか…、と覗いてみると不思議なほどに静かで、のんびり朝をたのしめそう。お店の人とたのしくやりとり。ミルクブリューをまずたのみコーヒー豆に並んでパンが置かれているのを発見します。
3種類のパンに大きなクッキーがあり、ベーコンエピに目が釘付け。
朝ご飯もここで食べようとベーコンエピをたのんで待ちます。トースターでリベイクしてから持ってくる。ベーコンの香りが鼻をくすぐるおゴチソウ。
サイズは小さめ。手のひらにちょうどのっかる程度の大きさ。ひと房分がちょうどひと口サイズというのがおしゃれにみえる。
ひと房ちぎる。バゲット生地の硬さを想像しながらちぎるとそのやわらかさにちょっとびっくり。きめの細かなパン生地でバゲットみたいにバキッと折れず、軽い粘りをもってしたたか抵抗してく。
むしるようにしてちぎってパクリ。ふかっと奥歯を沈めるようにしながら潰れる。見た目以上に頑丈で、噛み応えがありちょっと硬めのバターロールのような食感。仄かな甘味と焼けた小麦の香りがおいしい。
パンのボリュームに比べてベーコンの量がたっぷり。
だから焼けたベーコンを手づかみして食べているような感覚さえある。ジュワッと染み出すおいしい脂。ベーコン独特の香ばしさ。ベーコンと一緒にチーズも巻き込まれていて、そのコク、香りも混じって味わいゴージャス。
ミルクの風味やうま味、自然な甘みがおいしいミルクブリューもおいしくて、おいしい朝がやってきた。
新宿三丁目までやってきて「東順永」で昼ご飯。看板の名前は東順永だけど、ランチメニューの看板には「四川酒家」と書いてありその下側には「花彫酒家」の文字がある。ここの歴史が積み重なって地層をなしてる…、そんな感じがなんだかたのしくちょっとニッコリ。
ボクにとっては今でもずっと花彫酒家ではございます。
花彫酒家時代からずっとオキニイリの半担々麺と半チャーハンのセットをたのむ。サラダがついてひと揃え。
花彫酒家はタナカくんが見つけた店で、担々麺がおいしいからといたく気に入っていた店だった。
ぽってり系の濃厚スープが特徴的で、ふたりで外食するときはそれぞれ別のものをたのんで分けていたけど、ここではふたり同じメニューをたのんで食べた。ひとりじめしたい料理だったんでしょうネ。それはボクも同じこと。今日はファーストゲストでした。お好きなところに…、って言われていつもふたりで座ったテーブルにした。

自家製ラー油がおいしくて、いつもたっぷり使ってた。
特にタナカくんはここのラー油が大好きで買って帰って家で使っていたほどでした
テーブルの上にラー油を入れた壺が置かれていたのだけれど、今日は無し。
それにびっくり!
ラー油はありますか?って聞いたら壺ごと持ってきてくれた。
ホッとする。
料理も到着。食べましょう。
今日も見事なぽってりスープ。ゴマとナッツのポタージュみたいな風合いで、麺は太めでゴワゴワの麺。ちゅるちゅるしない。表面に細かな凸凹がついてその凸凹がぽってりスープをたっぷりからめて口に運んでやってくる。スープと一緒に豚ひき肉や砕けたナッツが混じって口がにぎやかになる。
どっしりとしたスープの味わい。スープのうま味に胡麻やナッツの渋みや苦みが混じって濃厚。辛味もどっしり。ラー油をたっぷりほどこし混ぜると、辛味がスープのうま味に奥行きつけていくようでウットリします。
お酢をくわえる。酸味が苦みや辛味を包み込み、甘みにも似た味わい深さを作ってくれる。次のひと口をねだって箸が止まらぬおゴチソウ。
チャーハンがまたおいしいのね。ご飯パラパラ、具材たっぷりで散らかる食感。ラー油をこれにもかけて口からお腹を辛くする。チャーハンをレンゲにのせて担々麺のスープに浸して食べるのもまたおいしくて、お腹もしっかり満ちました。












