ベルグの朝、ズルチェに出会えずチリドッグ

新宿ベルクでひさしぶりの朝。
いつも気持ちのいいお店です。オープンキッチン、セルフサービス。だから注文するときに厨房の中の様子が丸見えなんだけど、いつも多くの人たちがニコニコしながら働いている。
プロッぽくない。
みんなバイトの人たちなんだろうなぁ…、と思うけどそんなみんながキビキビ、真剣に働いている。そういう景色がオゴチソウ。
実は先日。カウンターの上に見慣れぬメニュー札を発見しました。

「オールフライシュ・ズルチェ」!

ドイツ語なんでしょう。
直立不動で背筋を伸ばし、右手を斜め上60度に上げて敬礼したくなっちゃう。
そんな勇ましい響きの名前の料理。
調べてみるとフライシュは肉、ズルチェはゼリー寄せ。つまり「いろんな肉の部位のゼリー寄せ」ってことなんでしょう…、それがメインの朝食セットってちょっと気になって、それ今日はそれをたのんでみようと思って勇んでやってきた。
なのに今日は仕込みがなくて無いんだという。うぅ、残念無念。
別のものを選んでたのみ、カウンター前の禁煙席がうれしいことに今日はすいてて、そこのひと席をもらってのんびり落ち着く。

ボクが座ったテーブルの、ガラスを一枚隔てた隣がカウンター。そこでたったままワインをゆっくりたのしむ紳士。年の頃、80歳近くでらっしゃいましょうか…、お店の人と話をしながら肴も食べずおいしそうにゆっくりグラスを傾ける。
いいなぁ…、こういう豊かでのんびりとした朝の過ごし方ができるなんてステキだなぁ。そう思ってそのおじぃさまをみてたらなんとワイングラスを空にして、カウンターに歩いていっておかわりを手に戻ってくる。その右手には黒ビール!かっこいいったらありゃしない。
早く大人になりたいなぁ…、としみじみ思ってボクは朝のカフェオレもらって、さぁ、朝ご飯。

手軽な朝食用のセットもあるのだけれど、今日は無性にホットドッグが食べたい感じでそれでホットチリドッグ。
ちょっと手間がかかります。
ロールブレッドをトーストし、その間にソーセージをあっためる。
温まったソーセージをパンの間にはさんだら、一人前分を温め直したチリソース。
レッドオニオンをちらして完成。

三人がかりでよってたかって仕上げる感じにワクワクしながらいつも見惚れる。けれど忙しいときには申し訳なく注文しづらい。今日は若干静かな店内。ボクの後ろに待ってる人もいなくてそれで、心置きなく注文しました。

いいソーセージです。肉の味がする。表面ツヤツヤ、パキッと歯切れて中はムッチリ。食感なめらか。正直に作っているからなんでしょうネ…、嫌な匂いや不自然なエグミや風味が無いのがうれしい。
そのソーセージを受け止めるドッグブレッドはフッカリとした歯切れ良い。自然な小麦の香り、旨みに豊かな塩味。適度に固くてソーセージと一緒に噛み切らなくちゃいけない。「喰らってる!」って感じがするのがホットドッグらしくていい。チリソースは焦げた香りと自然な辛味がおいしくて、唇、ジーンと熱くする。熱々のドリップコーヒーを常温のミルクに注いだ朝のカフェオレ。一口目から適温で、コーヒー自体の甘みや香りを思う存分たのしめる。朝からゴキゲン、春の朝。

 

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