ベルクのハムアンドチーズアンド乾いたパン

ベルクに来ました。朝ご飯。
今日はあるかなぁ…、と思ってきたけど、今日もふられた「フライシュズルチェ」。
いろんな肉のパーツの入ったゼリー寄せ。それがズルチェで、つまりハムやソーセージの端材が溜まったときに作るものなんでしょう。「ズルチェモーニングあります」という札を偶然見たあのときに、食べときゃよかったって最近ずっと後悔してる。
ただ、それに出会えるまで通い続ける言い訳になってくれてもいるんだと思ったりもする。ハムとケーぜのオープンサンドを選んでたのむ。
最近、タイミングがいいのか運がいいのか、カウンターの前にある禁煙席が空いていた。全部で12席ほど。昔はココでもタバコが吸えて店中煙っていたけれど、最近空気がいいのもうれしい。アリガタイ。

おいしいものが多彩にそろうお店です。
パンがおいしい。
ハムやソーセージの正直で健康的なおいしさ格別。
だからその両方を一度に味わうことができるサンドイッチ。
あるいはホットドッグはどれを食べても間違いがない。
中でもクリームチーズとハムとざっくりとしたパンにのっけたこの料理。
シンプルだけど、それゆえ素材の持ち味を心置きなく味わうことができるゴチソウ。オキニイリ。
お皿の上にパンが2枚。全粒胚芽の茶色パンで、その一枚にはクリームチーズ。パプリカのピクルスが彩りと酸味に香りを添えて鮮やか。もう一枚のパンにはハム。パンに比べてはるかに大きく、パンからはみ出しべろぉんとトレーを舐めてしまいそうなほどの勢い。お腹がなります。

まずはチーズを一枚剥がして、舌にのっける。
ひんやりとしたチーズがゆっくり舌の温度に馴染んでいきます。
ヨーグルトのような酸味を感じつつ、じわりじわりとチーズ独特の香りが広がり鼻から抜ける。
ゆっくりとろけてなめらかになる。あぁ、おいしいな…。
続いてひと口。ハムとパン。

パンがフカっとハムはムチュンと歯切れた途端に、口の中がバサバサになる。
そっけないほどボソボソのパン。
焼かずにバターも何も塗らずにそのままそれを口に入れるから、パンが口の中の水分をどんどん吸ってバサバサするのネ。
しかも調味料はまるで使わず、だから舌が一生懸命味を探って必死になる。舌が必死に働くと、唾液がでてきてバサバサだった口の中うるおいゆっくりなめらかになる。しかもいろんな味をとらえてどんどんおいしく感じてくるのです。

口が本格的に食べる準備をはじめたところで、パンをパカンと2枚重ねる。一枚食べたチーズの下に残ったパンをちぎって最後のたのしみにお皿の端に残しとく。
2枚重ねるとパンの存在感が強くなり一層バサバサ。
けれど挟まるモノがハムとチーズと二倍になって、そのバサバサを一気にとろかしおいしくさせる。挟む具材をおいしくさせる、こういうパンが本当は良いパンなんだろうなぁ…、って思いながらパクパクモグモグ。ちょっとぬるくて牛乳がたっぷりはいった朝のカフェオレ。一口目からゴクゴク飲めて、体が潤う。一口分だけ残したパンをとっぷり浸して口を潤す。今日も元気になりました。

 

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コメント

  1. ヨシダ

    あんまりにも美味しそうで、お腹がなりました。
    頼もしいくらいしっかりしたパンとハムとチーズをいっぺんに頬張りたい。
    それから、コーヒーを一口飲んだら鼻に抜ける小麦とハムとチーズの甘い脂の香りなんかを想像して。
    朝食ならではのごちそうですね!

    ぜひ一度行ってみたいです。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      ヨシダさん
      素材同士が助け合ってひとつの料理ができあがる。調理人はその素材の持ち味を助けることだけすればいい。
      なんて素敵な料理なんだろう…、っていくたびしみじみ感心させてもらえます。機会があったらぜひ。ビールもおいしゅうございます。

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