ベッドの朝食、炎のステーキ

ボクが週末の朝ご飯にサンドイッチばかり作るものだから、タナカくんが「他になにか作れないの?」って言ったことがある。
何が食べたいのと聞くと「そうだなぁ…、なんでもいいからベッドで食べたい」。
ハリウッド映画なんかでよくあるじゃない。
トレイに料理を並べてさ。
オレンジジュースに卵料理にクロワッサン。一輪挿しのバラの花かなんかも並んでてて、ベッドにもって来てくれるやつ。
と、そんなたわけたことを言うもんだからわざわざトレイを買って次の週末に作ってやった。
スクランブルエッグにトマトのグリル。クロワッサンを添えてオレンジジュース。さすがにバラの一輪挿しはしなかったけど、ベッドに持っていったらワーッ!て喜ぶ。でもしばらくしたら、トレイそのままダイニングルームに持ってきて「二度とああいう馬鹿げたことは言わないネ」って、普通に食べた。
そんなことを思い出して、ちょうど手元にシティベーカリーのプリッツェルクロワッサンがあったものだからアメリカンブレックファストを作ってみた。
サニーサイドミディアムの目玉焼き。胡椒をたっぷり。グリルドベーコン。ハーブサラダに小さなトマト。オレンジジュースにコーンポタージュも作って並べた。ベッドの中じゃ食べづらいからリビングルームで食べました。

明日までに食べておきたい料理がいろいろ。思い浮かびすぎちゃってお腹がいくつあっても足りないほど。
ステーキは食べておきたいとそれで銀座の「素敵庵」。
タナカくんが大好きだったステーキレストランと言えば「コウベエーワン」。大阪や四国で用事があるときに、わざわざ神戸に途中下車していくほどだった。コロナが落ち着いて自由に移動ができるようになったら行きたい場所やお店のリストを作ったら5本の指にも入ってた。
塊の肉をじっくり、遠火の直火で表面を焼く。
芯まで熱を通した状態。けれど中はまだレアの肉をしばらく休ませて切る。焼いた鉄板。輪切りの玉ねぎを敷き詰めたところに肉をのせて上にも薄切り玉ねぎ。ガルニも添えて、それをそのまま火に乗せる。そこにワインと出汁を割ったソースをふりかける。

一気に炎が立ち上がり鉄板ごと肉が炎に包まれる。
鉄板を手に持ち何度も上下させ、しばらくすると炎が消えて出来上がり。
その臨場感に気持ちがワクワク盛り上がり、食べる前からおいしく感じる唯一無二のおゴチソウ。
でも神戸はやっぱり遠いよね…、って思っていたら実は銀座に同じようなやり方でステーキを焼き提供している店がある。
それでやってきたら大当たりにてオキニイリというこのお店。
本家と違うところは神戸牛ではなくオージービーフがメインでしかもフィレだけというとこ。それから鉄板を上下させるパフォーマンスのないところだけ。それ以外はエーワン的で気に入っていた。

300gを焼いてもらってパンにサラダにスープを付ける。パリパリの状態のよい野菜のかたわらにサウザンアイランドドレッシング。サラダ全体にかけるのじゃないから好きな割合で食べられる。コーンポタージュはぽってりなめらか。肉は見事な状態です。
表面カリッ、中はロゼ色。ワインソースの風味に塩のきっぱり具合が肉の持ち味を引き立てる。脂の少ないフィレだけにバターのコクがありがたく、しかもやわらか。箸しか提供されないけれどそれで十分。
肉と一緒に焼いたにんにくがゴロゴロ転がり、肉やパンにのっけてパクリ。マスクの中がニンニク臭くなるだろうなぁ…、と思いながらも知ったこっちゃない。元気になって意気揚々と店を出る。

 

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