シティベーカリーで朝。ツナサンドにソーセージパイ
ひさしぶりに銀座でのんびり。
丸ノ内線の5両目に乗り銀座の駅を降りると目の前に登りエスカレーター。
一階上がって改札を抜け、そのまままっすぐ歩いていくと銀座プラザの地下2階。シティベーカリーが見えてくる。
タナカくんが足を悪くしていたこともある。ボクの父の死のきっかけは病院の階段から足を踏み外しての脊椎損傷。それからずっと半身不随の闘病生活の末の死だったから階段を使うのには臆病になる。
それでここ数年は、いかに階段を使わず移動するかというのがボクにとって関心事。丸ノ内線銀座駅のホームエスカレーター+銀座プラザのエレベーターという導線は、階段を一切使わず地上に行けるゴールデンルートで、しかも途中にステキなベーカリーカフェまである。
今日は地上に向かう途中で寄り道。そして朝ご飯。
ベーカリーコーナーでパンを買い、レジに置いてあるメニューで飲み物やスープを注文。隣のカフェに行くと商品がトレイに並んで待っている。スープだけは厨房からお持ちしますねと番号札をもらって着席。ソーセージチーズパイとツナサンド、アールグレイのアイスティーにクラムチャウダーでひと揃え。
ツナサンドイッチは紙のバッグに入って提供。
かつては透明のプラバッグに収められてたサンドイッチも、こっちの方が居心地よさげで環境にもいい。「Tuna」とマジックペンで手書きされてるところもやさしい雰囲気。オキニイリ。
ソーセージにパイ生地を巻きつけるようにして焼いたソーセージパイ。
チーズがとろけてかたまってガレットみたいになってパイに貼り付き焼き上がる。
しかもパイとパイの間が大きくすいててヌードな感じ。
あくまでソーセージが主役な仕上がりにニッコリします。
ソーセージはパキッと割れる。
肉汁ジュワリ。
チーズガレットがクシュッと壊れてやんわりとろけチーズの風味が口に広がる。
ツナサンドのパンはここの名物、プリッツェルクロワッサン。それそのものが塩の風味とバターの香りでおいしくて、そこにたっぷりツナのマヨネーズあえ。赤玉ねぎのスライスのみずみずしさと辛味、苦味がよきアクセント。
クラムチャウダーはサラサラ系。けれど中には思った以上にアサリ、じゃがいもがたっぷりはいって食べごたえがあってニンマリ。サンドイッチのプリッツェルクロワッサンの端の部分をちぎってチャウダーに落として吸わせてスプーンですくって口を潤す。
それにしてもここのプリッツェルクロワッサンは本当においしい。歯ごたえ、歯ざわり、とろけ感。どれをとっても一流で、バターの香りと塩の風味がパキッとしてる。チャウダーに浸して食べてもその味わいは揺るぎなくおいしくなってくれるゴチソウ。
ソーセージパイを一口だけ食べ、残りはお土産。タナカくんに見せつけてやろうと思ってそろそろ席を立つ。
ソーセージパイ魅力的ですね。薄皮を破ってパキっと音がした口の中に油と旨味が広がる。口の中を想像して、唾液が条件反射でいっぱいになります。本当に東京って言う街はいろんな食べ物でいっぱいですね。ビシソワーズを生まれて初めて食した時も、榊さんのはじめてのカレー体験とそっくりの体験を私もしました。本当にコレじゃがいもなんだ⁉︎って。記事を読んで楽しんでいます。頑張ってくださいね。
ナリヒトさん
生まれてはじめてという体験が多ければ多いほど人生は豊かになる。
若い頃にはその体験の機会がたくさんあって、年を取るに従ってなくなってくるように見えて、実はまだまだたくさんあるに違いないと思うと生きていくことに勇気が出ますね。
都内、いえ日本国内の移動は階段との戦いです。昨年はスーツケースだけでなく孫のストローラーを伴う旅で、本当に頭と体を使いました。
to22byさん
計画もなく無秩序に開発されてしまったつけでしょうね。階段移動をしなくてすむように工夫はされるようになりましたが、ちょっとした段差がこれから鬼門になりそうです。