ブルコギ食べます、妻家房

年が変わってまだ初詣をしていなかった。手放しでめでたい気分になれなくて。それで機会を逸していたのだけれど、その気がかりも一段落。
心機一転。新しい年に願いを込めようと花園神社にやってくる。

hana1hana2お正月ほどではないけれど、小さな行列ができているのにちょっとびっくり。
小正月までは正月だからとことなのかもしれません。
ただ、並んでみれば日本語ではない異国言葉がにぎやかで、異国情緒を味わうために初詣を真似る人たちがほとんどだった。これもこれからの日本の現実。

手水で清めて行列につき、待ってる間、ずっといろんなコトを思った。
父の冥福。残された家族の安寧。それから仕事が上手くいきますようにと、柏手うってしんみり祈る。良き一年がやってくるような予感がしました。そんな昼。

さて夜が来て、晩ご飯を何にしようかと思って近所の「妻家房」にてプルコギ食べることにした。

saika misesaikabo昼は父の好物にした。
せっかくだから夜も父が好きなもの…、って思ったわけです。
韓国が好きな人だったのです。
国や料理が好きな以上に、韓国の人が大好きで、感情をストレートに表現する熱い韓国の人の心情が、父の熱血漢的部分とあっていたのでしょう。
韓国の外食産業の役に立ちたいと、会社も作った。
韓国語を覚えて、彼の地でコンサルタント活動も一生懸命したし、一時期、家も借りてたりしてたほど。
まぁ、ときに色っぽい理由もあったのでしょうけれど、父にとっては第二の故郷みたいな場所でもあったのでしょう。
当然、韓国の料理も好きだった。韓国の料理の中でも、B級系の料理が好きで例えばカレー。韓国のカレーはバーモントカレーみたいな甘くて黄色い昔のカレーで、それが好きだって、日本じゃほとんどカレーを食べなかったほどだったりもした。

saika burcogiで、ちょっと気取った韓国料理の中で一番好きだったのがブルコギで、だから今日はブルコギたのんでメインとしました。

ガスコンロがテーブル脇に置かれてそこで調理が始まる。
ヘルメットみたいな鍋の上に、タレに漬け込んだ牛肉のせる。
肉と一緒に青唐辛子や玉ねぎ、ニンジン、椎茸、えのき。
ジャガイモのデンプンから作った麺をのっけて火にかける。牛肉に染みこんだタレがにじみだし、熱せられて蒸気になって鍋の上の具材をふやかしていく。
野菜にも麺にも肉の旨味が入って、しんなり仕上がっていくのがすき焼きっぽく、けれどすき焼きほどは甘くなく、しっとりしていてしんみり旨い。
なによりずっとお店の人が鍋の面倒をしてくれるのが韓国的で、ボクらはただただ食べるだけ。
キムチと一緒に食べると辛味の調節できて、ご飯のおかずにピッタリ。大人味になるのがウレシイ。

saika tigejanプルコギのお供にうどんとチゲをたのんだ。
牛骨スープですっきりとした旨味と辛味のあるユッケジャン。それでクツクツ、韓国風のうどんを煮込んだユッケジャンうどん。
断面四角く、飴色をした太い麺。
透き通っていてコリッと固い。
コシがある日本のうどんの硬さと違って、麺の表面から芯まで同じ硬さというのがちょっと不思議で、けれどそれが牛肉スープと相性がいい。
どっしりとした脂をそっけないほど硬い麺が適度にいなして、ほどよき具合にしてくれる。日本のうどんじゃこうはおいしくならないんだろうって思ったりする。

それからチゲは牡蠣のチゲ。
牡蠣に小さなホタテの柱。ニンジン、豆腐が具材でタップリ。味噌の風味とスープの旨味がどっしりしていて、ご飯のおかずにピタッとハマる。
豆腐が砕けて、スープにポッテリした濃度がついてトロリと喉をかけおちる。お腹がポカッとあったまる、たのしいゴチソウ。

saika tidimisaika hormonおかずをふたつ。ひとつはパチヂミ。
ここの名物料理のひとつがチヂミ。
ネギが主役のシンプルなモノで、ネギ以外には玉ねぎにイカ、それからニンジン。
生地はふっくら。
最近、具沢山でバリバリさせたチヂミが流行りだったりするけど、ここのは昔からずっとこうしたふっくらとした食感のモノ。
シャキシャキとした玉ねぎやネギの食感。しかもイカの旨味が口の中に滲んで広がる。しみじみとしたやさしいおいしさ。

それからもうひとつ、ハチノスポックン。ハチノスと野菜を辛味噌で炒めた料理で、ポックン=炒めっていう意味。
ポックンって名前がかわいらしくって、それでたのんだ(笑)。
ハチノスのホルモンらしき匂いがおいしく、しかもクニュクニュ、歯ごたえたのしくずっと食べていたくなる。夜のお腹も満たされて、思わずニッコリ。風呂にする。

 

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