ブラックペパーマッドクラブをヒーハーたのしむ

西からごきげんな魔女が来たりて、今日1日をたのしく過ごす。
明日から私用公用いそがしく、師走を走る勢いづけをかねての大人の遠足。テーマは「12月だよ!笑って、はしゃいで10時間」。
まず品川駅で待ち合わせ。ランチを駅の近所のお店、シンガポールシーフードリパブリックにやってくる。
ホテルの敷地の中に突然、ラッフルズホテル的な建物があり、それがまるごとレストラン。そういえば、父に偲ぶ会を隣接するホテルで行い、そのあとのファミリーランチをここでした。この週末はもう三回忌の法要となる。時の流れははやきもの。相変わらず勢いのある店で、開店と同時の時間にも関わらず厨房の中はとてもニギヤカ。多くのスタッフが調理の準備に下ごしらえにとテキパキ仕事をしている景色がまずおいしい。

シンガポールという国の料理。
中国料理あり、マレー料理あり。その両方の料理が混じり合った料理もあれば近隣のインドネシアやインドの料理も食べられる。
そんな多彩な料理を気軽にたのしむコトができる…、というのがこの店のメニューの特徴。
ランチには気軽なセット料理も多くて、まずそれらをいくつか。
セットにはサラダがついてくるのだけれど、それがいきなりタイ料理風。葉っぱ野菜の上に春雨のサラダがのっているのだけれど、ヌクマム風味のエキゾチックなアジアの香り。案外ピリ辛でヒーハーしながらお腹の準備を整える。
しばらくすると頼んだランチのメインの一つ。炒飯が来る。驚くほどに細切りの錦糸卵がタップリのっかるパラパラご飯。刻んだ叉焼、エビにイカ。野菜は玉ねぎ、ネギにピーマンと具材はシンプル、最小限でご飯が主役。噛むとフカっと奥歯が沈むようなお米の食感にウットリします。

お供のスープがチャイナタウンの香りがします。
何がそういう香りの素になっているのかは定かではなく、何の匂いとも思い当たらぬ。ただただチャイナタウンの匂い。
中国そのものでなく、中国本国から遠く離れた異国の地で食べる中国料理の香りや味わい。おいしくニッコリ。

せっかくだからココの名物料理。マッドクラブを作ってもらう。
チリソースで煮込んだチリクラブが有名ではある。けれど最近、シンガポールで流行っているという「ブラックペパークラブ」を選ぶ。
カニのサイズはキングサイズがあるというのでそれを丸ごと。真っ黒な胡椒ソースにまみれた姿はまるで泥からはいでてきたような姿でまさに「マッドクラブ」。
巨大なワタリガニのようなカニで、大きなツメの肉がおいしい。

ステンレスのクラッカーでバリバリ殻を壊しながら、肉を引き出しパクリと食べる。口に広がる胡椒の辛味。ビリビリ辛くて、唇腫れてしまいそうなほど。なのにこれが不思議とおいしい。胡椒の辛味が収まると辛味は甘みに変わっていって、カニの旨味を引き立てる。指をチュバチュバしゃぶりつつ、ひとつ、そしてまたひとつ。殻をくだいて食べていく。
食べ進めると辛さがどんどん舌に残って、ヒーヒー、しかも汗をかく。もう大変な状態になっていくのにそれでもおいしくやめられない。辛い料理が持つ魔力を堪能しながら汗だくになる。

カニの旨味が染み出したペッパーソースがまた旨い。炒飯をカニが盛られてた器の中にバサッといれてソースと一緒にバクバク食べる。玉子の甘みと胡椒の辛味が喧嘩するようでいて不思議と互いをひきたてあって、どんどんおいしくなっていく。
伊府麺と海の幸を炒め煮にしたつゆだくの麺。海の幸の旨味や甘みが舌をリセットしてくれる。
シンガポールといえばラクサを忘れることはできない…、それで一杯。米の太めのビーフンにもやしがタップリ入ったスープ。ココナツミルクとヌクマム、エビのスープで味が整っていて、喉越しなめらか。胡椒で疲れた舌をやさしくなだめてくれる。これだけ食べればそこそこ辛いスープ麺。なのにそれがまるでスイーツみたいに感じる、そのたのしさを堪能しました。オゴチソウ。

 

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