ブラウニーにカプチーノ。大連餃子基地で夜の〆
渋谷でちょっと時間ができた。
甘いものとコーヒーでちょっとのんびり程度の時間。
ブラウニーを食べたいなぁと思ってそれでお店を探す。
そう言えば、アップライトコーヒーにあったはずだよなと思って来てみた。
ちょっとわかりにくい場所。渋谷の地下はちょっとしたダンジョンみたいな構造で何度かお店の前を通ったことがある。
それも偶然。どこにあったんだろうと思って探すとなかなか見つからないという不思議な場所で今日も迷ってウロウロしました。
キャッシュレスのセルフサービス。カウンターのところにショーケースが設えられてて、そこにやっぱりありました。ブラウニーを注文し、お供をアイスコーヒーにした。アイスドリップを準備するのに時間がかかりしばらく待って出来上がる。
このブラウニー。なかなかおいしい。見た目はふっかり。チョコレートケーキのように見えるのだけどフォークを入れるとボロっと崩れる。
粗い生地。お皿の上では乾いた感じ。舌にのせると一瞬にして口の水分を吸い取って口を乾かせ、なのにたちまちとろけてなめらかになっていく。
苦み走った甘みが舌の上にひろがり、チョコの香りがフワッと鼻から抜けていく。
おいしいなぁ…、見た目はこんなにそっけないのに味わい、香りはとても複雑、しかも華やか。アイスコーヒーは若干酸味の強い仕上がり。舌に残ったブラウニーの酸味とほどよく混じり合い舌の中から甘みが顔をのぞかす不思議。気にいりました…、おゴチソウ。
そして夜。
渋谷で夕食をと友人と目当ての店に向かうもびっくりするほどに長い行列。しかもウェイティングリストを見ると並んでいる人数をはるかに上回る名前の数。そのほとんどが日本語じゃないと言うインバウンド人気に気持ちがくじける。
そういえば今日は金曜。しかも寒い夜。駅周辺のビルはどこも大混雑。
ちょっと歩いて駅から離れたビルに入って探してみると「大連餃子基地 DALIAN」ってお店に空きが見つかった。
この店、コロナ前のハロウィンのときみんなで行った店でなつかしついでに選んで座る。
パクチーサラダをまず選ぶ。
ネギ油と塩、甘めのお酢をもみ込んで海苔を散らしたシンプルサラダ。お通しがわりの揚げた赤唐辛子をのせてムシャムシャ。癖がなくってお腹が潤う。
続いて大海老のマヨネーズ和え。隣の人が食べているのをみて選んだ料理。
目立ったのネ…、バエていた。食べるとこれがおいしくて、エビがむっちり正直なエビ。衣はサクッと軽快でたっぷりからまるソースの甘酸っぱさもほどよく上等。
そして真打ちの羽付き餃子。厨房の中で伸ばしたばかりの皮を使った手ぐるみ餃子。生地は若干厚めでむっちりしてる。餡より皮を味わう趣向。パリパリのお焦げが前歯で砕ける感じが騒々しくて味わいにぎやか。
〆にたのんだオイスターソースの焼きそばがパリッと麺が揚げ焼き状態になっててこれがボク好み。シャキシャキに仕上がったモヤシもたっぷり。料理が出てくるタイミングもよくノンストレスで話もはずむ…、いいお店。
渋谷は生まれ育った土地なのに、もう何もかも変わってしまって何もわからなくなりました。先月訪日した時も渋谷新宿は行くのが恐怖でした。用事があったので頑張って行きましたが、とにかく体も心も疲れ果ててしまいました。行ってみたいお店はたくさんあれど、おそらく行くことはないでしょう。つくづく日本の人はたくましい。
to22byさん
渋谷の騒々しさとカオスなさまは「刺激を求めて訪れる」にはいいのでしょうけど、例えば住めるかというとかなりの覚悟がないと難しいだろうなぁ…、って思いますよね。
行く度に何かが変わっていくことを楽しめればいい街なのだろうと思いますけど…。
最近の渋谷はどこへ行っても旅行者ばかり。交差点を渡るのも、スマホ片手に動画をとる海外の方がほとんど。それが目当てに来るのは分かるのですが、生活上、必要がないと行かない街になりました。それも、わざわざ行く所がなくなっていく感じがしますが。
ぴーちゃんさん
商業ビルの中も飲食店もインバウンドさんばかりで、落ち着かない町になりました。
ただずっと若い人たちで騒々しい町になっていたから、おじさんにとっては若者からインバウンドさんに変わっただけの違いかなぁ…、って思ったりします。