フレンチキッチン、蟹を剥きます、90分

夜、蟹まみれ。
六本木のグランドハイアットホテルのフレンチキッチンで蟹の食べ放題バフェが始まった。
今年初めての試みなのかなぁ…、たらば蟹も食べ放題っていうのに心惹かれて試すことにした。
蟹。
種類それぞれに味わいが異なり、どの蟹が好きと聞かれると本当に困る。
生のズワイに渡蟹の殻の隅っこにこってりこびりついた玉子。上海蟹のオスの白子に、きめ細やかな毛蟹の脚の肉。どれもそれぞれ趣深くおいしくてこれが一番とは決めがたい。そんな中でもタラバのどっしりとした食感に甘みを帯びた味わい独特。それでやってきてみたんだけどアルミのバケツや氷の上に置かれたカニはほとんどズワイ。タラバとの割合は9:1ってところでしょうか。まぁ、しょうがない。

茹でたカニの他にもカニを使った料理がズラリと並ぶ。ズワイの味が濃厚なシーフードチャウダーにオマール海老の爪の入ったカニ味ガスパッチョ。スティックサラダの入った器の底にはカニ味噌。そのカニ味噌を塗りつけたブリニにカニのフランのうに乗せ。
カニとタラで作ったパエリア、カニのマカロニグラタンやカニ足のバターソテと温かい料理も揃ってバフェのカウンターの上は見事にかにまみれ。
それにしても暗い。アメリカ人が好む暗さのダイニングエリア。バフェカウンターの向こう側にある厨房はさすがにピカピカ明るくて、だから一層客席部分が暗く感じる。料理の詳細を観察しようとしても果たせぬほどのムードに、カニを剥く手元が不如意になってしまうほど。

カニを剥く気満々でやってきたのに、手元が暗い。
しかもカニ剥き用のハサミが4人でひとつ。
これはあまりじゃございませんか…、とお願いをしてひとりひとつを取り寄せて剥く。
脚の両端にハサミを入れて、ペリッと殻の片側外す。
よく切れる包丁があればスパッと一度でできるコト。
ジョキジョキハサミを使っていると、利き手の指がつりそうになる。
それも構わずジョキジョキジョキジョキ。指でスルンと肉がキレイに取り出せる。まるでカニカマみたいな状態のカニがお皿に山をなす。50本ほどもカニの足をさばきましたか。お皿の上はカニの脚肉でいっぱいになる。
あとはひたすら食べるだけ。カニ酢やタルタル、カニ味噌をまとわせながら味わいながら、カニでお腹がいっぱいになる。上等なカニだからでしょう…、塩味がほどよく身もしっとり。

パエリアの上にもカニの肉。足についていた節の部分の肉をせせってのっけて食べる。シーフードチャウダーの中にもたっぷり、カニの肉。細く焼き上げたバゲットにハサミを入れて切り目をいれて、そこにタルタルソースを塗り込んでカニの身つっこみカニサンド。
カニの強い旨味と風味を心置きなく堪能しました。
バフェの最後は〆のデザート。イチゴがテーマの品揃え。イチゴのムースにショートケーキをお腹におさめて蓋をした。手に染み付いたカニの香りがおいしい余韻。満たされた。

 

関連ランキング:ビストロ | 六本木駅麻布十番駅乃木坂駅

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。