フグレンのレモネード。オコッペのヨーグルト

それにしても浅草の街は静かです。
銀座や新宿も静かだけれど浅草の静かさは特別静か。仲見世や浅草寺の境内にはまだ人がいるけど、中心を外れてしまうと人気が感じられないほどに静かだったりするのです。
渋谷や銀座のような「観光もできる」街はまだしも「観光に特化」したところは今は大変。
とはいえ昼ごはんを食べた尾張屋なんて満席だったしおなじみさんを抱えた店はこういうときでもしぶとく商売を続けていける。
「フグレン」って北欧出身のエスプレッソカフェがそういうしぶといお店のひとつで今日もほどほどにぎやか。北欧の家具や小物が置かれたのびやかにして気持ち良き空間。おいしい飲み物を作ることに一生懸命だけど、決して押し付けがましくはないスタッフに個性的な商品。好きな店です、オキニイリ。

今日はちょっと変わったものを試してみようとレモネードを選んでみた。
「冷たいのにされますか、それとも温かいの」と聞かれて、温かいのを作ってくださいと答えたら、うちのレモネードは香りをたのしんでいただきたいから温かいのがおすすめなんです…、って。
大ぶりのマグに入ったホッとレモネード。確かに不思議な香りがします。レモンの香りに混じって桐のタンスの香りとでもいいますか…、そばのはちみつの香りらしくて、森の中でレモネードを飲んでるみたいな気持ちがたのしい。
しかもそばのはちみつって高血圧に良いらしくスッキリとした酸味も体に良さそうな味。のんびりしましょう…、オキニイリ。

 

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ところでわが町、四谷三丁目にある大型スーパーの丸正がビル建て替えのため移転しちゃった。
駅からちょっと離れた場所でしかもサイズも小さくなっての仮営業。
ちょっと不便になっちゃった。
数年前。
駅の近くに出来たオーガニックスーパーのビオセボン。イオン系にてフランス発で、できた直後にタナカくんと見に行ったんだけど当時はまるで必要性を感じなかった。
ひさしぶりに覗いてみたらこれがなかなかオモシロイ。
一人暮らしポーションの商品が多くて、健康を気にしはじめたボクの琴線に触れるものが結構見つかる。いいかもしれないっていくつか買った。例えば「おこっぺヨーグルト」。北海道の興部村で作られていて食べきりポーションがありがたくイチゴのジャムと一緒に食べて夜のお腹をパカンとあける。

白ソーセージを買ってきてキャベツとセロリ、トマトの水煮をざく切りにして圧力鍋に入れてプシューッと煮込んで食べる。塩とオレガノ、オリーブオイルで味がしっかり整って、なにより上等なソーセージから出る味、旨みがもれなくお腹に収まる感じがオゴチソウ。
野菜をたっぷり食べられるのもありがたい。
家の近所のラバゲットのフランスパンの生地で作った食パン「ミッシェル」。ゴーダチーズとエメンタールをのっけてトースターでこんがりと焼く。上にサイコロカットにしたリンゴをのっけてサンドイッチにして食べる。
サクサク焦げたトーストととろけるチーズにカリッとリンゴがみずみずしい。パン自体に塩がしっかりきいていてリンゴの酸味とチーズの旨みが混じり合うたのしいゴチソウ。よくできた。

コメント

  1. ぴーちゃん

    浅草のフグレン、六区のお隣とは思えない素敵なスポットですよね。先月行った時にはレンタルのお着物でデートでしょうか、若い方達が沢山いましたが、浅草寺を離れると人が少なかったです。ウイングあたりも年配の方がほとんどいませんでした。伝法通りは問題になっているからか、それ以外もシャッターの閉まっている店舗が目につきました。花屋敷、露天のもつ煮屋さんの並び、不思議な街です。拓殖の櫛屋さんに年配のご夫婦がいらしていて、奥様がいいかしらと男性に声をかけると、「良いよ、お金はある!」と入っていかれました。男気、でしょうか、かっこいいなと思いました。

    • サカキシンイチロウ

      ぴーちゃんさん
      「お金はある!」ってひと言。
      大人の粋ですネ。
      そういうやり取りが自然におこなれ、そして許される懐の深い街。ずっとそのままでおおらかにあってほしいなぁ…って思います。

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