フカヒレ煮込みにほうれん草の緑のチャーハン

フカヒレ食べたい…、って思って新宿天厨菜館。
実は銀座のお店で「フカヒレご飯」なる料理の写真を看板でみて、それがあるかと思って来てみる。
高島屋の食堂街の中の店。残念ながらその商品はこの店にはなく、ただ代わりにフカヒレ煮込みとほうれん草のチャーハンのセットがあるというので入る。
ほうれん草のチャーハンは昔からこの店の名物料理で、それとフカヒレが楽しめるのはお得な感じ。
昼のピークが一回終わったような感じで、後片付けにスタッフ懸命。テキパキとした立ち居振る舞い。急いでいるのにせわしなさを感じさせない優雅なムードがいいなと思った。
窓の外には西新宿の高層ビルが目近に迫る。空は青空、気持ち良い昼。お腹をグーグーならして料理をぼんやりと待つ。やってくる。

まずスープと前菜料理が到着。スープは玉子と白きくらげが入った鶏ガラスープで濃い。旨味が強くてこれで料理が出来上がるんだ…、と思うとウキウキするような味。角切りきゅうりの醤油漬け。塩ザーサイとお茶のお供にはもったいないような料理に隣の人のビールが羨ましくなる(笑)。
おまたせしましたと器が2つ。
そのひとつにはほうれん草のチャーハンが。もうひとつの蓋付きの器の中がフカヒレ煮込みでありましょう。カメラを構えてニコッとしたら、ニッコリしながらゆっくり蓋を開けてくれる。フカヒレのお供のアワビが途端にゴロンと転がって、あらって二人でニッコリ笑う。

オイスターソース味に整えられたねっとりとしたとろみスープ。
フカヒレがのったり、スープの中に体横たえツヤツヤ光る。
上に一口大に切ったアワビがゴロリと転がり、目に贅沢なおゴチソウ。
スープを飲むと、すでにねっとり、唇同士が貼り付くようなゼラチン質にウットリします。
アワビはコリッと歯ごたえがあり、噛み砕いていくうちどんどん粘ってとろける。アワビ独特の磯の香りと強い旨味が口に広がる。あぁ、たまらない。
そしてフカヒレ。ヒレの姿の固まりを箸で崩して繊維がキラッと輝くところをまずたのしんで、それからパクリ。スベスベプルンと独特なハリ。噛むとザクッと歯切れて散らかる感じがヒレそのものの形を保った料理をたのしむ醍醐味。堪能。

ほうれん草のチャーハンに浮気しながらスープをたのしむ。ただこのチャーハンも長年ずっと作り続けられ、人気を保っているだけあって味わい確かなおゴチソウ。見ると緑のほうれん草がかなりたっぷり混ざってて、ところが食べるとほうれん草が混じってるって思えぬほどの米料理。
ただふかふかとした奥歯に当たる食感が、パラパラチャーハンと違ってやさしく、散らかり感は若干静か。噛めば噛むほど旨味が滲んで口いっぱいに広がっていく。おそらくそれがほうれん草の力なんでしょう。
そこにフカヒレ、アワビはとろみスープをかけてあんかけチャーハンにして食べる。米がするする滑るようにして口の中からお腹に向かって駆け下りていく。もっとゆっくり味わいたいのにあっという間に口から無くなる。憎たらしいけど愛すべき、たのしいゴチソウ。ミルク寒天に白蜜をかけ胡麻をちらしたデザートもすっきりとした甘みにウットリ。堪能しました、オキニイリ。

 

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