ファストフードでカフェな居酒屋「やきとり魁」

歌舞伎町にちょっと変わった居酒屋ができた。
やきとり魁(サキガケ)という店で、完全セルフサービス。ファストフードスタイルでなのに居酒屋という変わり種…、というのでちょっと覗いてみました。
場所は歌舞伎町のど真ん中。
「せんべろ」狙えるやきとり屋というキャッチフレーズを書いた大きな看板を隣の角地のビルに設置にしてやる気満々。店そのものは地下にあって、入り口間口は小さく目立たぬ。
自動ドアの入り口開いてすぐ階段で、下を覗くと明るく清潔ムードが漂っている。地下に降りると案外空間が大きいコトにちょっとびっくり。降りた正面にカウンターがあり、その内側が厨房。厨房自体はそれほど大きくないものの、客席ホールが大きくて客席が70席以上は用意されてる。

しかも客席数が多いだけでなく種類が多彩。
一人用のカウンターもある。二人がけのテーブルもあれば立ち飲み用の大テーブルもあり、それらすべてがまるでカフェのようなイメージでまとめられてる。基本禁煙。喫煙ブースが用意されてるというところも、今のムードに合わせた感じ。
そうそう、テーブル、あるいはカウンターには電源用のコンセントがあって、Wi-Fiの電波がバンバン通っているのも今な感じで感心します。
さて注文はというとカウンターにおかれたタブレット端末からする。メニューはアルコール類まで含めて100種類ほど。タブレットを操ってお客様が自ら注文する仕組み。

このタブレットの画面設計がよくできていて、案外、スラスラ注文できちゃう。
「とりあえず」「揚げ物」「焼鳥」「その他」それから「ドリンク」とカテゴリーがしっかりしていてわかりやすいから本当にスラスラ。
注文し終えるとお金を払う。
それと同時にとりあえずな料理と飲み物、ビーパーもらって着席し、料理ができたらブルブル呼ばれて料理を取りに行く仕組み。
焼鳥類はじっくり時間をかけて焼いてる。
だからかなりのクオリティー。鶏もも肉のねぎまは脂がのっておいしく、鶏皮、セセリもしっかりしてる。鶏のから揚げは専門店のひとつもできそうな感じのできで、ポテトサラダにチーズの味噌漬け、ビールにホット烏龍茶とたのんで〆て1980円。たしかにせんべろ。悪くない。

ただこの店に何を目的で来るんだろう…、と思うとほんのちょっとだけ居心地悪さを感じます。ファスト「フード」として営業しようとしているのがその居心地悪さの最大の理由。もし「ファストドリンク」として仕切り直したらオモシロイんじゃないかと思った。
だってこのスタイル。ふらりとやってきてグイッと飲んで帰ってく人が多く集まれば成立するに違いなく、そういう人は簡単なファストフード的つまみがあればそれで十分。でも飲み物にはなにかこだわりがなくちゃわざわざ飲みにこれない。例えばクラフトビールの店がこういうスタイルだったら、ボクは喜んで来るだろうなぁ…、って思ったりした。どうだろう。

 

関連ランキング:焼き鳥 | 西武新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅

コメント

  1. koku

    個人的にはかなり惹かれます、このスタイル。何故かと言うと、自分は焼き鳥が大好きなのですが、肺が弱くほんの少しのタバコの煙もまったくダメで、しかもほとんど飲めません。飲めないのはソフトドリンクでカバーするとしても、タバコだけはどうしようもなかった。

    でも、「美味しい焼き鳥」は居酒屋にしかないんですね。しかもそういう店に限って、禁煙や完全分煙の店なんてまずありません。こじんまりした個営店が多いですから。
    チェーンに多い「居酒屋風レストラン」で出される焼き鳥は、似て非なるものです。家で炭火起こしてしかもプロのように焼くなんて不可能ですから、つまり食べたくてもずっと食べれなかったわけです。
    これは人によって価値観は違うでしょうが、身体を壊してまで食べに行きたい料理は、私にはありません。

    そういう層は一定数いるのではないかと思う。なので、そういう人間にとっては禁煙のファストフード焼き鳥は最高です。まあ別にファストじゃなくても禁煙か完全分煙ならいいのですが、そうしちゃうと大半の常連客やグループ客を逃すわけで、それだとおそらく人件費が払えない。

    ファストフードにして人件費を抑えてそのかわり完全分煙でクオリティ高い焼き鳥屋として経営できるのなら、自分は大歓迎派ですね。今度行ってみます。

    逆にいえば、居酒屋に特化した料理でなければ、他でも禁煙で食べられるのでこういう店はあまり意味がないかもと思います。
    あくまでこれまで「居酒屋に特化してきた料理」に限ってなら、禁煙店ができれば私も行ける! という人は一定数いるかも? ちなみに私がよく行く珈琲専門店やモルトバーは禁煙です。

    飲めない人も、周囲や店に気兼ねせず思う存分美味しい焼き鳥が食べられるなら、行く人はかなりいると思いますしね~。

  2. サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

    kokuさん
    焼鳥を好む消費者はサラリーマン。
    くたびれたスーツをきてタバコをくゆらせ、ホッピーを飲みながら食べるのが焼鳥だ…、という先入観が未だにとれないのでしょう。おっしゃるようにおいしい焼き鳥の店はタバコの煙もうもうの居酒屋で売らることが多いですよね。
    そうでなければ、まるで寿司を食べているじゃないかと思わせるような高級な店でというような感じでしょうか。ボクもどちらも好きじゃない。
    ただただ気軽に焼鳥を食べる。食べたいだけ食べたらお勘定して帰っていける。そういうお店のひとつの回答がこの店だったように感じました。ただこれだけが正解でなく、まだまだいくつもの試みができるようにも思えて、そういうお店が増えればいいのにって思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。