ファストフードなんかじゃない、飲茶のたのしみ

料理から無駄とエレガンスを剥ぎ取った人が成功する。
ファッションの世界では無駄とエレガンスにこだわる人も成功できるけれど、飲食店ではユニクロ的でなければ企業家として成功できない。
企業家になることが唯一の成功でなく、企業でないからこその良さがおそらく飲食店の良さであろうと思うのだけど、企業でなくては働く人がなかなか集まってくれないことがなやましいとこ。

…、とまるでほがらかでない書き出しでスタートしたけど、理由はこんなタイトルの記事を発見してしまったから。

香港のファストフード「飲茶」を「世界の美食」に高めた名店「添好運(ティム・ホー・ワン)」。

世界で一番安価に楽しむことができるミシュランレストランというふれこみで2018年の日本上陸当初はお店の前に長い行列ができたものです。
2号店が新宿の、かつてクリピークリームドーナツが上陸早々3時間待ちの行列を作った場所に出店したとき、あの行列が再現されるかと言われていたけどそうでもなかった。
なぜだか3号店が東京ドームにできたりもして、観光地レストランへのまっしぐら…、って感じでもある。

たしかに飲茶は「作り置き料理」という側面がある。
ティムホーワンも注文するとあっという間にでてくる料理が多くて、テイクアウトカウンターもあるくらい。
伝統的な蒸し器をスティームコンベクションオーブンに代えて調理工程をかなり合理化した結果、大型店化、多店舗化に成功していてファストフード的にも思える。
けれど飲茶はファストフードじゃないよなぁ…、って思うんですよネ。
だって「料理がファストに提供されるからファストフードかというとそうじゃない」から。

飲茶という料理じゃなくて、飲茶という文化のことを考えてみようと思います。

↓ 下の画像をクリックするとnoteのリンクが開きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。