ピッツァサンドにスタンドカレー

ひさしぶりにセガフレードザネッティで朝にする。
オキニイリの新宿三丁目のお店。ビルの1階から3階までを使った大型店で、2階は明るく開放的。
けれど1階のカウンター席は、街の景色をたのしみながらほどよくのんびりするのにピッタリ。
なによりお店の人たちのゴキゲンなやり取りをたのしめる。イタリア語を取り混ぜた軽妙なやり取りに、明るい声の調子がステキで聞いてるだけで気持ちが明るくなっていく。
最近、オキニイリの席。
ピッツァサンドマルゲリータを注文します。
昔からの定番、パニーニもある。ふっかりとしたパンの食感、焦げた風味もおいしいのだけど食感、若干重たくボリュームがある。一方、ピッツァサンドは生地が薄くてパリッとしてて、ほどよいボリューム。朝のお腹にちょうどいい。
挟んだ具材もトマトソースとチーズとバジルソースだけというのも潔く、シンプルだからこそのおいしさがあって好き。

生地が独特。
ピザというよりバゲットのクラスト部分だけを集めてシート状にした感じ。
パリッと歯切れて、奥歯をコツコツ叩くようにしてサクサク壊れる。
耳の奥がくすぐったくなるような乾いた食感がまずたのしい。
食べる前には少なく感じた具材。
生地が薄いということも手伝ってか食べるとソースやチーズが案外たっぷり。
しかもトマトソースのおいしいこと。
トマトの形が残ったソースで、酸味があかるく甘すぎず、オリーブオイルのコクや風味がしっかりしていて、これぞマルゲリータって味わいがある。

チーズもたっぷり。そして上等。ケミカルな感じがしないんですね。
しかも伸びます。手で生地をちぎろうとするも伸びたチーズがなかなか切れず水飴を棒にたぐってまとめるように、生地に巻き付けパクリと食べる。
サクサクカリカリ、むっちりとろりと口の中で姿を次々変容させつつ消えていく。量はそれほどないはずなのに、お腹が満ちる感じがするのは情報量が多いから。
お供はマキアート。
小さめカップで仕上げる飲み物。ミルクは少なめ、エスプレッソの風味を強く感じる仕上がり。カフェラテみたいにお腹を重くしないのがいい。
昔はお腹にどっしりくるものが好きだったけど、軽い食べ物がおいしく感じるお年頃。

 

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そういえば「C&C」のカレーを最近食べてない。
カレースタンドは数多く、どこもそこそこおいしいけれどC&Cはボクにとっては特別で、はじめて立ってカレーを食べたお店が実はこの本店。
味もボクの好みで毎週のように食べに来ていた時期がある。
35年ほど前のことだったかなぁ…。一人暮らしを始めた頃。
小さいお店でシステムが独特。入り口近くのレジで注文。お金を払ったらあっという間に料理ができて、それを運ぶ人の後ろをついて所定のカウンターについて食べるというシステム。今も健在。
そしてメニューもほとんど変わらず昔のまんま。
ポークカレーの辛口。カレー多めでご飯控えめ、ゆで卵をトッピングしてらっきょう追加でひと揃え。
昔はらっきょうが食べ放題でした。今も福神漬けや紅生姜が取り放題で用意されているけれどらっきょうだけはトッピングメニューになっちゃった。40円で7個ついてくる。粒が大きく上等で、40円でも安いと思う。無理して品質が落ちるより悪くないなと思ってたのむ。

メニューを見るとルー大盛りでなく「カレーソース大盛り」ってなっている。たしかにルーはカレーを作る原料で、カレーそのものではないからカレーソースというのは正しい。
ゆで卵が白いご飯の上で保護色効果を発揮して、どこにあるのか写真でにわかにわからぬところにニッコリします。
カレーの中にはホロホロになるまで煮込まれ崩れた豚肉。とろけたタマネギが残っているだけ。他の具材はほぼ溶けていて食感なめらか。ほどよくポッテリしているけれど重くはないのがオキニイリ。
ヒリヒリヒリとした辛さが特徴。シャープな辛味とでもいいますか…、福神漬けをカレーに混ぜてパリパリさせて食べるのが好き。
これを食べるとタナカくんのことを今でも思い出す。

 

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