ビールを飲んだよ…、サンドイッチをお供にネ!

連休明けの朝。ベルクに来ます。
カウンターやテーブルに透明仕切りがおかれていたり、テイクアウトの料理や食品が今まで以上におかれてていたり。まだまだ通常モードというには随所に窮屈を感じる。
けれど、メニューは昔どおりだし、お店の人のムードも明るくて気持ちがのびのびするのがうれしい。
今日は23日。
5回目の月命日で、空の上からタナカくんがビールを飲みたいってねだったような気がした。それでハーフアンドハーフをまずたのむ。
お供にマイスターハムアンドケーゼサンドイッチを選んで添える。
彼を亡くしてずっと気持ちの置き所が見つからず、ひとりでビールを飲むことはもうあるまいと思ってた。
でもビールをテーブルに置けば彼が戻って横に座ってくれるような気がして、今日そうしたらなんだか気持ちがホッとした。

グラスの中に、浮かび漂う白い泡。おいしいよ…、ってボクを誘った。
グビっとひと口。おいしいなぁ…、ってしみじみ思った。
細かな泡が舌の上から歯茎の周り、喉の入り口をシュワシュワさせてお腹の方へと向かってく。喉からお腹に向かう道が一瞬膨らんで、液体自体は全速力で通り過ぎていくのだけれど泡はゆっくり、ずっとシュワシュワしながら喉に貼り付いてくすぐりながら落ちてゆく。泡がくすぐったあとはほんわかあったかになり、冷たい…、なのにあったかい。熱を帯びた冷たさにが心地よくって次のひと口をグビリと味わう。

ビールってこんなにおいしいものだったんだ…。
もっと一緒に飲んどきゃよかった。
痛風なんて気にしないで、もっと一緒に飲んどきゃよかった。
もったいない。

空気をたっぷり含んでやけたバッサリとした分厚いパン。
上にハムとクリームチーズをのっけてそのまま。
オープンサンドの形でやってくるのを、パカンとあわせて普通のサンドイッチのようにする。
脂のきれいな上等なハム。チーズはもったりととろけならがもずっと口に居座る感じの濃厚なモノ。
それら具材に比べてパンがいかにもボリュームたっぷり。大きく口をあけてモグっと一口食べる。ポワンとパンが口の中でかさを増し、口の中にあった水分を一切合財を持っていく。

口の中の一瞬にしての乾き具合におののきながらも、そこでひるまず噛み続けると、チーズがとろけハムが味わい、風味を添えてたちまち口の中がねっとり、とろけていくのにまたびっくり。
そのタイミングでビールを飲むさ。
グビッと飲むと口の中のもったりとしたあれやこれやが一瞬にしてビールの味におきかわっていく。苦くて軽く酸っぱくて、香り芳醇。大人のサンドイッチの楽しみ方ってこれなんだろうなぁ…、って思ってゴクンと飲み込む。それからは食べては飲んで、飲んでは食べて口の中にはビールがあるのかサンドイッチがあるのかわからぬシアワセな朝。周りを見ると多くの人が朝からビールを飲んでいる。なんと自由でシアワセな店。また一緒にビールを飲みにいこうねって約束しながら席を立つ。

 

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コメント

  1. あーた

    5ヶ月、経ったんですね…。
    そんな日にベルグがぴったりで、タナカさんも一緒にビールを楽しんだだろうな、ってじんわりしました。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      あーたさん
      未だにいなくなったということがどういうことなのかわからないんですよ。
      急なコト。
      あっという間の出来事。
      お別れの言葉ひとつなくいっちゃいましたから。

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