パン屋さんの朝食。個人経営みたいな珈琲館
神保町で朝ご飯。「カフェ&ベーカリーカフェMIYABI」を選ぶ。
MIYABI祇園と看板に書かれてる。創業1985年ですからちょうど40年前のこと。祇園のパン職人がクロワッサンのような食パンを作りたいと試行錯誤の末、完成したのがデニッシュ生地の食パンで、一時期、一世風靡した。
今ではちょっと下火になって、それでもオンラインでは結構人気があるみたい。
「祇園生まれの東京育ち」とも歌ってて、リアル店舗はここを含めて3店。2店は東京、ひとつは千葉。なんだかちょっとオモシロイ。

朝食メニューが結構、多彩に揃ってる。
ただ不思議なのがスクランブルエッグにソーセージというメニューの名前がコンチネンタル。
目玉焼きにグリルベーコンがサニーサイドアップ。
これってどちらもアメリカンブレックファスト。
コンチネンタルはパンとコーヒーだけのはず。小さなことは気にしないことにして、コンチネンタルを選んでたのむ。お供のアイスコーヒーをもらってテーブルにつく。
ナイフ・フォークを横に並べるのって日本料理でお箸を配膳するのと同じ。これももしかしたら祇園生まれからなのかも…、って思って待った。
そしたらお皿が横に長い長方形。トレイのサイドにナイフやフォークを置くスペースがなくなっちゃう。だからナイフフォークは横置きだったに違いない。デニッシュ生地のトーストがついて今朝のひと揃え。
サンドイッチを作ってみようと思ってトーストを2枚に開く。
デニッシュ生地は粗めでボソボソ。切ろうとすると崩れてしまう。ナイフをあてて耳のところに傷をいれると、自分でゆっくり裂けていく。裂けるがままにナイフを押しつけ、そっと前後に動かすときれいな2枚になっていく。ソーセージも2枚に開いてポテトサラダと一緒にのせる。もう片方のパンには玉子。スクランブルエッグといいつつもオープンオムレツみたいな仕上がり。たたむとちょうどトーストサイズ。
パンを重ねてナイフを押し付け切っていく。たまごサンドは3切れに、ソーセージポテトサンドイッチは二切れにしてぱくりと食べる。甘くてとろける食パンに具材が混じって一層とろける。朝のお腹にちょうどいい。
テクリテクリと歩いて神田小川町にまで来る。
喉が乾いて珈琲館。
これがとても気持ちのいい店。
しかも昭和なムードが心地よい。
なにしろ対面注文です。
メニューもタブレットではなく紙メニュー。働いているのがみんな落ち着いた年齢の人たちで、だからかリズムがとてもおだやか。それもいい。
アイスコーヒーを注文したら、大きなグラスにたっぷりと。ミルクもシロップもポーションパックじゃなくて小さな器に入ってくる。
甘みを足すためのシロップがコーヒーシロップというのも粋で感心しちゃう。
珈琲館といえばチェーン店です。多くのお店がセルフサービス。お店の人は若いスタッフが多くてドトールだとかカフェクリオだとかとなんら変わらぬ感じがするのね。
でもこうしてフルサービスのお店もあるようで、中でもこの店は特別のよう。
働く人の年齢が変わるとこれほどお店のムードも変わるのか…、ってしみじみ思った。
レジの脇には荷物置き用の小さなテーブル。「忘れ物で一番多いのは傘ですよ」って書いたパネルが置かれてて、そういうところがとてもやさしい。
コーヒー2杯目半額です…、っていうのでおかわりしました。そしてのんびりいたします。












