バルにビールに〆のにゅめん、熊本の夜

熊本の友人とちょっと不良の夜を過ごした。
日航ホテルの裏側にある「テラス」という店。中心街にありながら一軒家がまだポツンポツンと残る界隈。その一軒を使った店で看板はなく表札だけという、隠れてないのに隠れ家風な風情がステキ。
中庭を囲むようにキッチンがありシュラスコをふるまうダイニングホールがあって、おそらくかつては応接室のように使われていたであろうところがバー。
ピンチョスつまんでワインを飲みます。
L字型の8人ほども座れましょうか…、かなり親密な空間でバーテンダーとの距離も近い。近いのだけどほどよき節度を保ったサービスが大人なムード。
ワインのお供にダイニングホールからシュラスコの出前がやってきちゃうというのが粋でたのしい。

自家製のサルシッチャは、あらびきの肉がホロホロほぐれるように口にちらかり、ハーブ、スパイスの香りがツーンっと突き抜ける。思わずワイン…、と手が伸びる。イチボは脂がおいしくて、こんがり焼いた鶏肉はじっくり熱が入ってとろける。パイナップルでお腹を一旦リセットさせる。今日ははしごを続けるつもり。
若い経営者が自分たちもたのしみながらお客様をたのしませようと、懸命に頑張る店はいいものです。
東京の街では若い人がやれることは限られていて、本当の田舎にいってしまうと情熱とがんばりが空回りする。熊本くらいの街が一番、バランスとれてていいのかもなぁ…、と思ったりする。うらやましい。

 

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そこからちょっと歩いて「KAEN」。
クラフトビールをたのしむための料理がおいしいレストラン。
こういう業態ってどう表現すればいいんだろう…、って来るたび思う。
ビアホールといってしまうと鶏の唐揚げや枝豆が欲しくなっちゃうし、ビアレストランと言ってしまうとなにやらドイツの気配を感じる。
「クラフトビールと戯れる遊び場」みたいな不思議なムードをもった店。
オキニイリ。
ビールを飲んで、そうだ、今日は木曜。
ボジョレヌーボーの解禁日と栓を抜いてグビグビのんで、お供に紫キャベツのコールスローや焼きカマンベール、ソーセージを喰らう。ここの自家製ソーセージはむっちりとした食感なめらか。肉の旨味が口にしみじみひろがっていく肉感的な味わいで、食べた途端に口がビールをおねだりするようなオゴチソウ。
ここも若い人が経営している店で、たのしいことを一緒にしようか…、と酔いにまかせて悪巧み(笑)。

 

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日付が変わりそれでもまだまだお名残惜しく、場所を変えて飲んで〆。
小さなお店で紹介しちゃうと迷惑かかってしそうな感じ。だから名前を伏せての投稿にする。
チャーミングなおじさんがキュートにサービスをしながら料理を作ってくれる。まずはタコの天ぷらで飲み直しと、お願いすると人数分の1枚づつを揚げては次をまた揚げる。だから揚げたて。タコはむっちり、衣はさっくり。お腹が目覚めるような仕上がり。
〆はにゅうめん。これがびっくりするほどおいしかった。
やわい素麺にしっかりとした出汁の汁。ホロホロになるまで煮込んだ豚バラ肉に味玉、キクラゲとまるで具材はラーメンで、揚げて焦がした玉ねぎの風味が味わい深くする。
お店の名前のヒントをひとつ。日本昔ばなしの主人公のひとりであります。男の子。

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