バカみたいにおいしいフレンチフライとパニーニの昼

おいしいフレンチフライを食べたいなぁ。
細くてザクザクしていて口の中で騒々しく壊れてとろけるフレンチフライ。昔、バーガーキングのフレンチフライがそんなフライでよく食べていた。
家に帰る途中で買って、部屋に入ったら先に帰ってたタナカくんが「フレンチフライ買ってるよ」なんてことがよくあったほど2人共々好きだった。今ではマックフライポテトみたいになり果てて寂しいったらありゃしない。
さて、どうしようかなぁ…、と思ってグッドモーニングカフェにすることにした。
好きだったもん。前の場所にあったときにはフレンチフライをお供にベルギービールをグビグビするためよく来てた。ランチメニューにはなかったけれどたのむと気軽に作ってくれる。ラザニアがメインのランチのお供にしました。

ビシソワーズとサラダに続いてやってくる。
細くてザクッと揚げられている。
トリュフ塩をまとわせ、上にたっぷりパルミジャーノ。
これよ、これこれ。
食べる前から気持ちがはしゃぐ。
細く切られたじゃがいもが、油の中で水気を吐き出す。
無くした水分の代わりにじゃがいもに油が入って、芯までしっかり熱がはいってく。
とはいえ水分が抜けたあとを油で全部補うことはできず、空気の穴がたっぷり残る。それがザクザクとした食感に仕上がる秘密。
最初は塩が強くてところが噛んでるうちに芋の甘味を感じるようになった途端に、トロッと粘る。芋のでんぷんが甘味くてとろけて、ところがそれもしばらくすると油と塩の風味に戻って消えていく。トリュフの香りにパルミジャーノの風味にコク。食べはじめると手が止まらない悪いゴチソウ。

そしてラザニア。シートパスタの上にも間にも手切りの大きな牛ひき肉がたっぷりはいった肉食系。パスタはスベスベ、アルデンテでハリがあり肉もホツホツ、歯ごたえがよい。
食べすすめるとパスタの間に茄子が顔出す。油をたっぷり吸い込んでとろとろになるまで熱がはいってミートソースと相性抜群。好きだったろうなぁ…、とろとろ茄子はタナカくんの大好物。ハフハフしながら食べて残ったソースにフレンチフライをくわえて食べた。
無敵のおいしさ。あっという間に器は空っぽ。
まだ残ってるフレンチフライをアイスティーをお供にのんびりたのしみましょう。風の涼しいテラスにて。

 

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ランチのラザニアにはフォカッチャがついてた。
けれどせっかく千駄ヶ谷でランチを終える。ちょっと歩いて駅の反対側まで行けば「バカみたいにおいしい」パニーニが待っている。だからフォカッチャは食べずに食後の小さな散歩。
千駄ヶ谷の鳩森八幡神社の向かいの「バードアンドルビー」まで来る。
ショーケースの中にサンドイッチが5種類ほど。まだランチどきということもあってでしょう…、お客様が次々きてはクロックムッシュとかたまごサラダのフォカッチャだとか買っていく。どれもおいしげ。でもボクの目当ては「プロシュートとルッコラのパニーニ」で迷わずたのんでマキアートをお供にもらった。
プレス式のグリルで軽くはさんで焼き上げる。溝を切った鉄板だからストライプ状に焦げ目がついてこんがり小麦の香りがおいしい。具材はルッコラ、生ハム、それからオリーブオイル。これ以上、シンプルに作ることができないゴチソウ。

パンがなによりおいしいんですね。塩の風味がしっかりしていて歯ごたえが良い。表面はガサッと硬くて乾いた感じ。ところが内側の白いところはむっちりとして、はさんだ具材を受け止める。
プロシュートも上等で、豚の脂の旨味と塩気でパンの持ち味を引き立てる。プロッシューと独特の香りにルッコラの青い香りが混じって口の中で料理が完成していくたのしさ。
何度食べてもバカみたいにおいしく涙がでちゃうほど。
お店の中が混み合って半分食べたところで残りを紙に包んで店を出た。こうして歩きながら食べたこともあったよなぁ…。空は青くて木々の緑は目にも鮮やか。ほら、今日もこんなにおいしいよって見せつけてやる。おゴチソウ。

 

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