ハートこわさずひと口で…

思い出の店を訪ね歩くことができるまでに、なんとか気持ちは落ち着いた。
けれどまだまだ行くのがためらわれる店もある。
例えば馴染みの寿司屋がそういう場所で、だってカウンターで寿司をつまむたのしみの大きな部分が「寿司と寿司の合間を会話でつなぐ」というコト。
会話といっても、これはいいね…、とか貝の季節もそろそろ終わりだなぁとか、そんな程度の内容で、でも気心知れた相手でないと成立しない会話でもある。
お店の人と会話をしたり、酒と語らうことで寿司の合間をつなぐ人もいるけれどどちらも苦手。馴染みの寿司屋の思い出は、何を食べたじゃなくて何を話したってこと。だから寿司屋のカウンターにはまだ座れない。銀座プラザの立喰寿司屋「根室花まる」ならなんとかなるさ…、とやってきてみる。

注文を紙に書いて目の前にいる職人さんに手渡すシステム。今の時代には便利で快適。
まずイカを北海道らしく山わさびで食べる一貫。それからホッキ。食べ終えるかどうかというタイミングで数の子、ホタテがやってきて数の子食べたらつぶ貝がくる。今日の貝はこれら3種でちと残念。ただどれもがしっかりした食感、味わい。しみじみ旨い。
鮪の赤身にトロが続いて赤身を食べたらその入れ替わりに脂ののった〆鯖がくる。焼いた穴子にウニで〆。どのネタもしっかりとした味わいで、ほどよい酸味と旨味ものシャリが、しゃしゃり出ること無く主役のネタを引き立てる。
いいお店です。お勘定をとレジに向かって時計を見たらたった7分。それも粋(笑)。

 

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せっかくの銀座です。
彼が大好きだったアイスクリームを食べに行く。
銀座三越の2階にある「ラドュレ」という店。マリーアントワネットがご贔屓だったことでも有名な、マカロンの店。
銀座のサロンでは軽い食事やアイスクリームもたのしめる。
お洒落が似合う優雅なインテリア。窓の外には銀座の街が広がっていて優雅この上ない雰囲気が、おじさん二人にはちょっと擽ったかったけれど、気にせずよく来たものでした。
華美なものは嫌いだったけど、優雅なものは好きだった。何しろボクの名前、雅紀には「みやび」の文字が入っているから…、ってよく言っていた。
ピスタチオとローズのアイスクリームにフランボワーズのシャーベット。シャンテリークリームをデコレーションして…、といつもの注文。クリームの上には焼いたメレンゲがトッピング。

香り高くて口溶けがよい。ローズはまさにバラの香りでフランボワーズは酸味がキリッとすがすがしい。
なにより大好物はピスタチオ。乳脂肪分は控えめでスプーンですくった感じはまるで氷をかためたような感覚なんだけど、舌にのせるととろりとろける。砕いたピスタチオがたっぷり混ざってて、ホツホツ奥歯で砕ける感じがとても独特。
これを食べたら、他のピスタチオアイスクリームにはなかなか戻れなくなっちゃうネ…、って困った表情しながらおいしそうに食べていた。
マカロンも好きだったなぁ…、ここのマカロンは口溶けも香りも味も最高だもの。ハート型のマカロンを割らないように大きく口をあけてパクリと丸ごと食べた。マンゴー味にジンジャーのスパイシーな香りが混じる、大人のゴチソウ。優雅なり。

 

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コメント

  1. マンダリン

    ラドュレ、ウェイティングしても交差点側の窓側に座っていました。交差点越しに広がる銀座の街並みと行き交う人々。シャンパンを飲みながらのサンドウィッチのランチは贅沢な気分も楽しめました。因みにこのお店の前はヒルズでしたね。その時食べたトライフルがとても美味しかった思い出もあります!

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      マンダリンさん
      この場所そのものになにか特別なものが閉じ込められているように感じますネ。

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