ハロウィーンの夜をやわいうどんで〆る熊本

夜の熊本。アーケード街を仕事終わりにぶらぶらすると、ハロウィーン仮装の若者たちでなかなかニギヤカ。平均年齢20歳前後という若さというのが東京のそれと違ったとこかなぁ…。大人がこうして仮装して街を歩けるようになったら本物かなぁ…。
それにしてもみんな無防備なほどに互いに写真を撮りあいワーキャーたのしんでいる。仮装をするのが目的じゃなく、写真を撮りあうコトが目的のお祭りとみんなに認知されてこうしてメジャーになった…、のかもしれない。そうだとしたらまだまだブームは続くんでしょう。
深夜に近づく時間帯。仮装のみんながチンチン電車の駅に並んで帰り支度をしている景色に、健気で健全ってニッコリしました。10月最後の夜のコト。

ちょっとお腹が空いて感じる。
我慢できないほどではなくて、けれどうどんを食べておきたかった。
本来ならば、飛行機で博多についてうどん三昧をたのしんで、それから熊本…、というはずだった今度の旅行。もしかしたら台風が直撃かも…、というので急遽大阪経由。博多スキップという旅になる。
あぁ、さみしいなぁ…。やわらかうどんをやっぱり食べておきたくて、それでウエスト。福岡出身のチェーンストアで、うれしいコトに24時間営業のお店が一軒、熊本の中心街にあるのでそこまで歩いて行った。時間は12時ちょっと前。お店に入ると飲み屋帰りのサラリーマンでにぎわってること…、ビックリします。

肉うどんにごぼ天追加と注文します。
博多うどんの本を書く前。
福岡の人たちにアンケートをとり、好きなうどん屋さんを教えてくださいと聞いた答えの一位が「牧のうどん」。これはダントツぶっちぎり。
二位が「因幡うどん」で僅差の三位がウエストだった。理由はどこにもであって、しかもいつも開いているから。おいしさよりも便利さで選ばれてはいたけれど、やっぱりこれも博多うどんの一つの形。
夜のお腹のオゴチソウ。

牛肉を甘辛に煮たのがたっぷり。
ゴボウを斜めに切って衣をつけて揚げたごぼ天7切れ。
テーブルの上には使いたい放題のネギと天かすが置かれてて、それぞれたっぷりのっけてズルリ。
なめらかな麺がズルリと喉をなでまわし、お腹をポワンとあっためる。
甘くて旨味の強い汁。どれもがほどほどおいしくて、「あそこのあれに比べたら」とか「汁はやっぱりあそこのだよね」とかって、思いたくなる気持ちをおさめて、ただただ目の前のやわいうどんに気持ちを集める。

お供にかしわご飯のおむすびつける。鶏肉とゴボウ、にんじんを刻んで煮付けお米と一緒に炊いたかしわ飯。鶏の脂でご飯の粒の一つ一つがツヤツヤしていて、醤油の風味と焦げた香りがなんとも旨い。
それをきっちり几帳面におむすび型にしてむすび、食べるとホロリと崩れて口にちらかっていく。甘いうどんの汁をごくり。口の中でおじやのようになっていく。ズルンスルンとうどんを食べてるうちにごぼ天の衣がとろける。ガツンガツンと奥歯を叩く頑丈なゴボウの食感、香りに風味。とろけた衣が天かす代わりを演じて汁をぽってりさせるところもステキ。気がすみました、10月最後の夜のコト。

 

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コメント

  1. Comfort

    ウエストと言えば“替玉”。
    麺が出し汁を張った丼で出てくるのが好きです。
    (もちろんネギと天かすは使い放題。)
    長男はここのカレーうどんが大好物です。

    「牧のうどん」「因幡うどん」「ウエスト」
    どの店も各々個性が有り優劣は感じません。
    逆に、消費者毎の好みを受け入れる幅の広さが
    博多のうどんの豊かさと思います。

    次回は是非とも(万難を排して!)博多へお越し下さい。

    • サカキシンイチロウ サカキシンイチロウ

      Comfortさん
      かろのうろんにまことうどん。うどん平に唐人町の天ぷらうどん。
      行きたいお店は数知れず。
      中でもやはり糸島の牧のうどんの本店の開店直後の出汁の美味しさは特筆モノ。
      万難排して!承知仕りました。

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