ハル☆チカのちょっと残念なリニューアル

新宿、西口。小田急ハルクという商業ビルがある。かつては輸入家具の専門館。後にメンズファッションとスポーツ用品の専門館になり、今ではビックカメラがメインテナント。流浪の館の地下3階に「ハルチカ」っていう食堂街が出来たのは8年くらいも前になりますか。
なかなかに先進的な施設コンセプトで、まずすべてのお店がバル的営業形態。フードホール的にそれぞれの店の間を仕切る壁がなく、フロア全体のニギワイをたのしめるよう…、と作られている。ただ如何せん、階段しかアクセス手段を持たぬ地下3階。一度もブレークすることなく、ただただ時間が経過して今ではすっかり場末のようなムードになった。

ところがそこが一旦クローズ。リニューアルして一昨日、再オープンしたというので来てみる。
イメージカラーはピンクです。
つまり女性狙いというコトなんでしょう。リニューアル前は駅の近くで居酒屋飲みができるというのが謳い文句だったんだけど、どちらかというと食堂寄りにシフトした。ちなみに冒頭の写真の右が昔の画像。左が同じ場所から今日撮ったモノ。そんなに変わらずガッカリしました。
仕事終わりに「酒を飲もうぜ」なんて互いに誘い合うようなことがなくなっちゃった今にはしょうがないことかもネ…、って思ったりもする。
ただ、テナントの全部が入れ替わったり改装をしたわけじゃなく、「うちの店に!」と必死に誘うポスターや貼り紙がやっぱり目につきそれが一層場末感を際だたせるのが物悲しい。

なくなっちゃったテナントに限ってオキニイリだったのがまた残念。
例えば博多餃子のテムジン。関東で唯一のお店がここにあった。ところが閉店。代わりに「がブリチキン」の新業態になっていた。
どこにもない店を集めたい…、って商業施設の人はいうけど結局こうしてチェーンストアにたよっちゃう。互いに育っていこうという気持ちがないからしょうがないかなぁと思いもします。

がんばってるのは今日の目当ての「ヤンの家」。
大久保の韓国料理の専門店で、老舗のひとつ。今のようにどんなところにも韓国料理のお店があるような時代じゃなかったその昔。
予約がとれないほどに人気のお店がココで、ちなみにその本店は基本コースでたのしむお店。
そこの料理を単品でたのしむことができる便利なお店がココ。

スンドゥブチゲや石焼ビビンパとランチタイムの定番料理もあるけれど、ココでたのむべきは「海鮮チヂミ」。
昔から「ヤンの家のチヂミ」はどの店のチヂミとも違ったオリジナル。そもそもチヂミって、どんな作り方、仕上がりが正解か…、って問いの答えがない料理。韓国にいってもふっかりやわらかなチヂミがあったり、バリバリ揚がったように仕上がるチヂミがあったり。お店や地域によって見た目、食感、味わいが多彩で多様。でもこの店のようなチヂミをボクは他で見たことないほどやっぱりオリジナル。

ニンジン、玉ねぎ、ネギを小さなサイコロ状にカットする。そこに刻んだイカゲソにエビ。それらに最小限の粉をほどこし形を整え焼いただけ。
油はタップリ。だから表面が軽く揚がったように仕上がるけれど、油切れは良くてさっぱり。カラッと仕上がる。
そっと持ち上げると持ち上がることは上がるのだけど、途中で崩れて壊れそうになる。食べるとホロリと口の中で散らかり、噛むと野菜がコツコツ奥歯にあたる。野菜を食べてるって感じが強い。しかも時々、クチャっとイカゲソが潰れて旨味を吐き出し消える。
一切れ食べたら酢醤油の入った器をお皿にのせる。韓国でチヂミを食べると酢醤油がチヂミの真ん中に置かれていたりするのが普通で、だからちょっと本場で食べてる…、って感じがするのがオモシロイ。

 

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